こんにちわ！かずきちです！
FANZAの10本選んで10，000円セットで購入した「ロスト・エコーズ」をクリアしました。
セット購入したエロゲもこれで6本目。結構進めています！
このエロゲは中古屋で存在を知り、二人のヒロインが幻想的に描かれてるパッケージを見て面白そう！と思いつつ、シナリオゲーなのかキャラゲーなのか最初は分からなったです。
プレイ後の自分の中の位置づけはキャラゲーに収まりましたが、シナリオや設定が結構盛りこまれていてうまくいけばシナリオ面の評価も上がったんだろうな～というのが雑感。
戦国時代にタイムスリップし過去改変をしてヒロインを救うのが大きな課題になっているけど、その戦国時代の知識がマニアックで一部のファンは喜びそうと思いつつも、自分のようなにわかには楽しめない部分でもありました。
それではこの作品の内容とゲームの感想など書いていこうと思います！
ロスト・エコーズとは
petitlingeが2018年2月に発売した18禁恋愛アドベンチャーゲーム。
このブランドは残念ながら解散してしまい、本作が最初で最後の作品になっています。
- 企画・原案：桜城十萌
- シナリオ：桜城十萌, 速水漣 , 春日森 , 天城玲
- 原画：みついまな（@mana_mitui） , 田宮秋人（@tamiyaakito） , あんころもち（@ankoro_san）
この作品は主人公の里久が、神である卯実から里久の幼馴染であり卯実の分け御霊である結佳を救うために、戦国時代にタイムスリップし過去を改変していく物語。
結佳の前世にあたる誾千代が琥珀の前世の千羽耶を殺してしまう事で、誾千代は後悔の念に苛まれ、結佳の魂は穢れ祟り神になりかけてしまう。
過去に行き誾千代が千羽耶を殺さないように歴史を変えるのが里久の使命であり、改変により結佳が救われるのが卯実の願いになっています。
登場するヒロインたちはとっても個性豊か。考古研の部長で朝に弱い琥珀、主人公の実妹でしっかり者の晶穂、由緒正しい神社の巫女だけどポンコツな雛緒先輩。
過去の人物はヒロインたちの前世であるので魂の繋がりもあり、シナリオはそれを踏まえた構成となっています。
プレイ時間について
総プレイ時間は18時間。
攻略ヒロインは5人だけど、雛緒、琥珀、晶穂の3人を攻略後でないと結佳ルートは解禁されない。卯実は結佳攻略後タイトル画面に専用ルートが解放されます。
選択肢が10個以上あり、フラグ次第ではバッドエンドに行ってしまうので自力で攻略するのは大変です。
効率良くクリアしたい場合は攻略サイトに頼りましょう。
Hシーンについて
出典：ロスト・エコーズ
全部で25シーンありますが、なぜか結佳の6個目のHシーンである青姦プレイが回想シーンに載っておらず、回想シーンには24個しか登録されていません。
このシーンで抜きたい人は、Hシーンの直前をセーブしておかないといけないです。
シーン数のボリュームはあり、CGも綺麗なので実用性はあります。
プレイ内容は普通ですが、卯実以外の全ヒロインオナニーシーンが最低一回用意されているし、下着のバリエーションが多い事もありスタッフのこだわりを強く感じます。
現代のヒロインと恋仲になっていきますが、彼女たちの前世とも肉体関係になるので二度美味しい仕様になってます。
ここからはシナリオの感想をネタバレありで書いていくので未プレイの人は進まないようにしてください！
シナリオ感想
出典：ロスト・エコーズ
現代から過去にタイムスリップし、シナリオの要となってる結佳の魂が祟り堕ちするのを防ぐため里久が何回も過去と現代を往復していく。
過去改変とか壮大な設定にして大丈夫かと心配だったけど、神様じきじきの頼みだし、他の神様も了承済みでルールから逸脱した行為があれば現代に強制送還されるように下地は整ってる。
なので、大きく歴史が変わってしまうという事はなく安心して読み進められるけど、逆にそれが緊張感を無くし魅力が半減したと思う。
そしていざ戦国時代に行ってみたら、九州の大友宗麟や島津も出てくる（名前だけ）けど歴史は得意では無いので全然分からないｗ
歴史好きからしてもマニアックな舞台となってるので、相当戦国時代が好きでないとイメージが追いつかないレベル。
おまけに当時の地名や山に大名など、固有名詞がものすごく多く登場するし、重要かと言われればそうでもないので情報量の多さに疲れてしまう。
現代での学園パートは純粋に楽しいけど、過去に行くと情報量と文章だけで表現される敵味方の勢力図と合戦風景が飛び出してくるので温度差も激しかった。
なので過去の戦国時代の流れは雰囲気で感じ取る程度でささっと流してしまいました。真面目に読んでたらかなり集中力持ってかれます（汗）
ヒロインたちの主人公に対する好感度は高めで、すでに顔見知りということもあり学園パートで好感度を上げるようなイベントはなく、共通シナリオは過去改変がメインとなっていました。
以下ヒロインルート感想に移ります。
姫崎 雛緒ルート感想
出典：ロスト・エコーズ
里久の通う学園の一つ年上の先輩で、強力な力のある巫女でもある。声優は松田理沙さん。
共通にてポンコツな性格で他のヒロインよりもズバ抜けて個性的なテンションに、理沙さんの清楚な声が加わった事に惹かれ最初に攻略。
けれど、期待してた雛緒とのイチャラブが少なかったのはいささか残念。
そんな彼女のルートでは前世である武緒が里久への想いが断ち切れずにいた事が現代に影響し、雛緒の人格が変わってしまいそれをさらに改変する内容。
雛緒の人格は元通りになったから問題は無いけど、過去に行けば武緒と掛け合い、現代に戻ると武緒と雛緒が半々の性格の雛緒と掛け合うので、共通で好きになった雛緒の出番が少なくなったのは勿体ない。
一番気になったのは、ルートに入った途端に共通で解決したはずの結佳の祟り堕ちの問題が再浮上＆雛緒の中に全く別の魂が入ってる急展開からスタートしたこと。
里久は記憶を遡り何があったか思い出そうとする描写があるけど、途中からこの二つの問題は完全スルー。闇に消えましたｗ
恐らく複数ライターによりシナリオ構成の足並み合っていないのと、最終チェックが出来てないのが原因かと。
個性的なヒロインだったけどあんまりシナリオは楽しめない内容でした。松田理沙さんの多彩な演技を見れたのはすごく良かったのでそこは高評価です！
神代 琥珀ルート感想
出典：ロスト・エコーズ
考古学研究部の部長でお嬢様だったりする。声優は萌花ちょこさん。
自分好みの金髪×お嬢様なヒロインだったけど、親がお金持ちってだけで立ち振る舞いなどはいたって普通の女の子でした。
彼女のシナリオもタイムスリップが絡んでくる。しかもややこしい。
ルートに入ってすぐに恋人同士になり即合体。余韻に耽っていたが、琥珀は竜珠に触れると前世の千羽耶の声を聞きその場から消えてしまう。
再び過去に行き原因の調査を行うが、二回目の転移時に温泉で裸の千羽耶と鉢合わせた場面以降主人公の変態性が現れドン引き。
蛇に噛まれた千羽耶の毒を抜くために血抜きを行うが、千羽耶の膣の周りに琥珀そっくりの黒子があることや、性的な刺激を受けたことに対する反応を見て、彼女が千羽耶ではなく琥珀であること確信する。
名探偵もびっくりの推理に驚きとドン引きが自分の中で沸き起こる。あれ、君そんなキャラだっけ？
過去改変して救った琥珀の前世である千羽耶は、実は幼い頃病気で亡くなってる事が加弥姫から聞かされる。
なぜ琥珀が過去に来てしまったのかは、亡くなる前の千羽耶が和重霞に「来世も加弥姫のそばにいたい」と願いを言い、それが歪んだ形で叶ってしまい、千羽耶の来世である琥珀が過去に引き寄せられ千羽耶として生きていく事になる。
正直最初は理解が追いつかなくて、新しい琥珀と千羽耶の設定に混乱したし、こんなややこしい話にしなくてもいいのになぁ～と感じてしまった。
なんやかんやあって問題は解決し、現代で里久と琥珀は再び結ばれイチャラブが始まり学園物として終わっていきめでたしめでたし。
前世のキャラと結び付けるシナリオだったけど、いろいろ無理矢理だしややこしくなったので素直に楽しめないです。
あとどうでもいいけど、共通でヴァレンタインって言ってたのに、琥珀ルートではバレンタイン表記だった。ほんとそれだけです、はい…
悠樹 晶穂ルート感想
出典：ロスト・エコーズ
お兄ちゃんの事がすっごく大好きな里久の実の妹。声優は猫村ゆきさん。
前世である加弥が里久を想い続けたことが、現代の晶穂に影響し記憶の欠落などが発生し大変な事になっていく。
実妹との恋愛がテーマになってくるので近親相姦問題も出てくるけど、友人たちや神様二人の協力もあり不思議な力が起こる学園物としては面白く感じられた。
雛緒、琥珀のシナリオに比べると過去よりも現代での出来事が多く、晶穂や他ヒロインの出番もあり現代に生きる彼らにフォーカスしたのは評価できる内容でした。
友人枠の中でも琥珀がまるで我が身のように二人の事を心配したり、世間の風当たりが大きくなったとき一時的に晶穂を預かるなど大活躍。
琥珀ちゃん天使を通り越して女神様だよ…
ヒロインとしては自分には響かなかったけど、シナリオとしては上記二人に比べ分かりやすさもあり面白かった。
あと猫村さんの「お兄ちゃん」が、聴いていて安心感があり、妹キャラほんとはまり役だな～と嬉しく思いました！
ただ、恋人になり一緒のベッドで寝る時、下着姿の立ち絵だったのにベッドに入ったら服を着てるなど、ここでもおや？と思う所はありましたｗ
立花 結佳ルート感想
出典：ロスト・エコーズ
里久の幼馴染で、武人のような喋り方をする妄想癖が激しい女の子。声優は桜あいねさん。
彼女のシナリオでは共通で行ってきたように過去改変を行うのと、改変を行ったにも関わらず結佳の祟り堕ちの進行が悪化しそれをちゃんとした形で解決する、他のヒロインにはない展開のお話。
その改変に関しても上手く事が運ばないので監視役であり、卯実より暗いの高い湍津姫命が関り、里久の他にもう一人改変者を連れて行けるようになるけど、神様の介入ばかりで正直飽きてしまう。
しまいには誾千代が千羽耶を殺さないようにするために取った渾身の一手が、誾千代を現代に連れ帰り、千羽耶と戦うはずの合戦後に再び連れ戻すやりかた。中々のパワープレイ。
そんなことをしたのに、誾千代が千羽耶を殺してしまう事は歴史上変わらず、結佳の祟り堕ちは収まらないので、今度は千羽耶をなんとかする方向に。
もう一度過去に戻ったら、なんと千羽耶は琥珀だったことが判明。
これは琥珀ルートをやっていれば分かる事だけど、千羽耶は10歳ぐらいの時に病で亡くなってるのが正しい。
けれど、当時の卯実である和重霞に千羽耶が来世も加弥の元に居たいと願った例の件で、彼女の来世である琥珀は竜珠に触れたのをトリガーに過去にタイムスリップする動作が働き、本来存在しないはずの千羽耶（琥珀）が歴史上に現れるイレギュラーが発生してしまう。
そして誾千代は、そんなイレギュラーな存在を歴史上から排除する役割を自然と担うようになり、千羽耶を殺す事で魂が穢れてしまうのであった。
出典：ロスト・エコーズ
クライマックスは祟り堕ちの問題を解決する物だが、問題なく解決し最後は二人が幸せになっていき終わっていく。
相変わらずヒロインとのイチャラブが素直に楽しめない構想になっていたし、神様の介入が多いのでかなり冷めた目でシナリオを追っていました。
祟り堕ちが解決した翌日にやることが青姦プレイだったのもあり、問題解決したにする事なのか？と思ってしまった。
卯実ルート感想
出典：ロスト・エコーズ
のじゃロリ系のみんなに愛される神様。声優は成瀬未亜さん。
過去改変が成功し結佳を祟り堕ちから救い出した後、すべての力を使い果たし最後にみんなの記憶から消え去ってしまった彼女を蘇らせるシナリオ。
結佳ルートの後に繋げれば良かったけど、完全にifストーリーで彼女とイチャラブしたいが為に作られたシナリオだった。
最後に攻略出来る割には結佳ルート以上に盛り上がる事は無かった。
湍津姫命の協力で再び過去に行くお約束パターンも勿論健在。
卯実が蘇り現代で再び神として祀られるようになった時が正直一番のピークで、その後はひたすらイチャラブ展開に。
卯実は嫌いではないが好きというわけでもないし、特別このシナリオが面白いかといえばそうでもないので正直期待外れだった。
総評
出典：ロスト・エコーズ
色々ともったいない作品で、学園イチャラブゲーとしてだったらかなり楽しめるポテンシャルはあったと思う。
個性豊かなキャラクター象が出来ているのに、設定とシナリオが完全に足を引っ張っている感が否めない。
さらに言えば乱世である戦国時代と平和な現代を行き来でき、神様の力も働いてるのでスリルやドラマチックな演出に期待できない状況は燃えない。
前世のヒロインともイチャラブ出来る事も組み込んだことで、メインである現代のヒロインとのイチャラブが薄くなったのも非常に残念。
雛緒や琥珀とデートしたり遠くに遊び行ったりなイベントが見たかった…
他にも、各ヒロインのシナリオやCGに違和感があったり、回想シーンにあるべきシーンが無いなど色々と突っ込まないといけない事は多々ある。
主人公の里久が写真を撮るのが趣味で、亡き両親の仕事を引き継いだ設定がそこまで物語に関わってこないのも気になった。
重要な場面で関わってくるわけでも無かったのでこの設定いるの？って終始思います。
あと自分は気にしないけど、音楽鑑賞モードに3曲ほど未開放（未収録？）の曲がある。CGや回想は100％だし、当然全ヒロイン攻略済み。
出典：ロスト・エコーズ
ヒロインは学園物としてはレベルが高いし、主人公も不快になるような性格でもないので九州の戦国時代の歴史が好きでタイムスリップにも理解があるプレイヤーなら楽しめる…かな？
終わりに
ここまでロスト・エコーズのクリア後の感想を読んでくださりありがとうございます。
古のエロゲーマーなので、昨今のエロゲで名前を見ることない松田理沙さんの演技を再び見る事が出来たのはホントによかった。
雛緒ではポンコツでテンション高めな演技、武緒は真面目でキリっとした演技が見られたのでそういったとこは楽しめたのでよかったですね。
公式サイトが無くなったので確認できないけど、FANZAで紹介してるCGの内、結佳が黒い下着を見せてるCGと雛緒が全裸で薄い羽衣を羽織ってる2枚のCGはゲーム内には無かったです。
サンプルCGいいのかそれで？
このCGどこで見れるんだろう？と期待してたら最後まで見れなかったのも残念でしたが、たくさん問題のある内の一つなのでもうどうでもいいや！ってなってますｗ
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