こんにちわ、かずきちです!
抜きゲー×伝奇物の「廃村少女 ~妖し惑ひの籠の郷~」をクリアしました!
発売から気になっていたのですが、5月に秋葉原に行った時にアペンドディスクとセット販売されてるのを見て購入。おまけのタペストリーもついてお得でした。
廃村だからホラーな展開が多いイメージだったけどそんな事も無く、村から出られなくなった主人公たちが脱出を諦めないで一致団結し問題に立ち向かう内容なのでシナリオも意外と悪くなかったです。
それでは本編とアペンドディスクの事や、ゲームの感想について触れていきたいと思います!
廃村少女 ~妖し惑ひの籠の郷~とは
2022年12月23日にエスクードから発売された酒池肉林の廃村ADV
- シナリオ:薄迷、名井世それ、御導はるか、シャア専用◎
- 原画:あおいあいう(@Tuned_by_AIU)、ちょびぺろ(@chobiperori)、佑りん(@shibuki55)、蒼瀬
学園の部活動の一環で姫香村を調べる為に山に登った彼らは、突然発生した霧で散り散りになり、次に気が付いたとき主人公は一人大きな湖に居た。
そこで出会った謎の少女「籠女」や、地図には載っていない廃村「姫香村」を舞台に村の呪いによって捕らわれた主人公たちが、サバイバル生活をしながら村からの脱出を目標に物語が進んでいきます。
呪いの影響で村にいると発情しやすくなり、ヒロインは隠れてオナニーしたり主人公はヒロインとHする淫夢に悩まされるなど抜き所も満載。
2人以上のヒロインとHするシーンもあるが、後に発売されたアペンド「絡艶異聞」は特に複数人とのHシーンが多めです。
プレイ時間
総プレイ時間は15時間。共通が10時間で各ヒロインに当てた時間は5時間。
ヒロインが7人いるけど、物語の重要度でシナリオの量が変わるの15分で終わったり1、2時間かかるなどまちまちです。
Hシーンについて
本編は41シーン。アペンドは6シーン。本編だけでもボリュームはあるのにアペンドも含めるとかなり多いため実用性は高いです。
開始早々に籠女に騎乗位で襲われるシーンがあるので、すぐに抜きたい人にはありがたいスタートが切れます。
序盤は昼間にヒロインのオナニーを見てムラムラし、夜に主人公の見る淫夢でセックスする流れが定番だけど、お預けからのご褒美の流れがこちらの興奮も高まって良かった。
段々シチュエーションも増えて緊縛プレイやアナルセックス、複数人プレイなど豊富でした。
コスプレ系は無いので制服Hが好きな人には堪らない。後輩のつばめはエピローグで体操服Hがあります。
女の子が襲われるコンセプトだが村の呪いでムラムラしてるので、無理矢理処女喪失するが快楽に溺れてしまい後味の悪さは薄い。ただ、つばめだけは嫌がってる素振りがはっきりしてレイプ感があり他のヒロインに比べ背徳的でした。
アペンドは籠女がメインなので彼女が好きなら買って間違いなし。二人以上でのプレイが多めなので複数人プレイが好きな人には刺さるはず。
この次はネタバレありの感想を書いていきますので、見るとやる気が薄れる方はこれ以上進まないようにしてください!
シナリオ感想
抜きが目的だったので、シナリオは期待してなかったけど意外と面白かったです。
主人公たちが籠山に入ったのは偶然ではなく、そこで出会った籠女と主人公には深い関りもあるし、村と籠女の関係やヒメヨシサマの存在など読んでいて先が気になる展開でした。
姫香村が廃村になった理由や村の意思という呪いが生まれた理由など、不可解な現象も物語で明かされ理解しやすくて良かったですね。
村から出られないバッドエンドが本編にはなかったけど、アペンドの絡艶異聞はもし主人公達が脱出出来なかったらという内容だったからこちらで保管。
ただ、ハーレムルートで内容もエロ特化だから元の世界に戻れない絶望感が無かったのはちょっと残念だったかな。一番好きなヒロインの籠女のHシーン多めだったのでそこは大満足!
個人的に籠女ルートを最後に取っておくのがおすすめ。一番盛り上がる内容なので他のヒロインから攻略して欲しいですね。
加賀美朱理ルート感想
主人公のクラスメイトでクールな性格の学生作家。声優は風鈴みすずさん。
実は彼女の家は姫香村が出来た時から存在する古い家系で、村をまとめたり神様との連絡役として大きな役割を担っていたことが判明。
加賀美家と籠女の亀裂などここでしか明かされない事実があったのでとても貴重。
村をもっと反映させたい加賀美家と、これ以上の村の発展は山に流れる気の影響が大きいと判断する籠女とでは、人間と神様の時間の捉え方の差異から気持ちがすれ違ってくのが分かります。
加賀美家は呪術にも明るく書物にケガレの封印方法が記載されていたので実行。籠女の協力もあり封印は成功し、彼女が抱えていた加賀美家の罪の意識に決着が着けられた。
一件落着と思いきやケガレの封印を守らないといけない為、元の世界に戻ってからも朱里は村に住むことを決意する。そんな彼女のそばには共に苦難を乗り越えた主人公がいてくれるのでハッピーエンドで終われて良かったです。
八雲梓ルート感想
主人公の義理の妹で尊敬する兄の事が大好き。声優は乙倉由依さん。
家族という事もあり梓が八雲家に引き取られた事や、幼い頃は親が梓に構っていたことに主人公が嫉妬していたことなど丁寧に描かれている。
そういった過去があるから本当の兄妹のように仲の良い二人だったけど、昔籠山に遊びに行ったときに壊れた鈴を主人公が梓にあげたことが今回の騒動に繋がるとは思わなかった。
その鈴は村のケガレを吸っていて、ずっと身につけていた梓は村の意思の影響を誰よりも受けやすい体質になり、村の意思の協力者としてみんなが姫香村に囚われるようにひっそりと暗躍していた。
そんな罪の意識から梓は死を選ぶが、間一髪で主人公に止められ思い留まる。村を脱出しても村の意思と深く繋がっている梓はいずれまたみんなを姫香村に捕らえてしまうと感じ、脱出を諦めるが主人公がそばにいてくれるので一人孤独になる事は無くなった。
二人の愛の成せる選択だし、村の意思は寂しさから生まれたので梓一人だけ村に残ったら、今度は梓の孤独から来る負の気持ちでケガレが増え、村の意思も強大になって籠女の手に負えなくなり元の世界にも少なからず影響は出ていたと思う。
なので主人公が梓のそばにいてやることで梓は寂しさを感じなくなり、村に人が生活する事で村の意思も満足していることがエピローグで語られてる。
食料も困らず大好きな人とずっとイチャイチャ出来るのはいいけど、二人の両親の事を思うとハッピーエンドと言っていいのか疑問。
籠女が外からケガレを浄化してるから二人はいずれ出られるようだが、数10年か数100年後となるようなので実の息子と義理の娘に二人にニ度と会えない両親の事が可哀そうだなと思ってしまった。
籠女ルート感想
籠山の気の流れを管理し、ケガレを浄化する役割を持ってる神様。声優は御苑生メイさん。
籠女のシナリオでは物語のキーパーソンであるヒメヨシサマの正体や、村の意思との決着が一番綺麗な形で終わるのが見どころでした。
主人公が時折見る村の残留思念や籠女が彼に惹かれる理由は物語中の疑問だったけど、この話でちゃんと明かされる。
ただ、なんとなく察しはついており自分の中の解答と間違いでは無かったので驚きはしなったけど。
朱理や梓のシナリオとは違い、籠山の神として村の意思を浄化し目的だった全員で村から脱出する事が叶えられ主人公とも恋人として過ごせるのはまさにトゥルーエンド。
ミステリアスな雰囲気があるけれど、神様なのにセーラー服だったり茶目っ気のある性格で人間らしい彼女に最後まで惹かれたのでヒロインとしても魅力溢れて最高でした!
余談だけど、主人公の事を主様と呼んでいてずっと「あるじ、仕えるもの」みたいな言葉の使い方だと感じ、神様なのになんで人間にそんな態度なの?と思って調べたら、昔の女性が男性を敬う時に使う言葉だと知って終盤まで無駄な疑問を抱いてましたw
その他ヒロインルート感想
上記の3人の他に5人ヒロインがいるけど、それぞれの専用ルートは似たり寄ったりな内容。
共通するのは村の呪いの影響で脱出後も発情しやすい体質になり、主人公とセフレ以上恋人未満という身体の関係を持つようになる終わり方。
ヒロイン毎に差異はあるが、同級生のエマだけは子供が出来て結婚の約束も果たしたので5人のヒロインの中では一番の勝ち組かな?
時が経てば体質も元に戻るのか、村の意思が姫香村にある限り彼らの呪いは解けないままなのかは謎。
呪いが解けないまま大人になれば、一般社会に溶け込むのは難しいから何人かは風俗店などピンクな世界で生きていきそうな感じはありますね。
終わりに
シナリオがいい抜きゲーとしてはかなり良作でした!
Hシーンは輪姦や触手みたいな展開が無いので苦手な人には手に取りやすいが、ハードなHシーンを期待してる人は満足出来ないかもしれない。
好みのヒロインがいたり、HCGに惹かれるようなら買って後悔は無いと思いますので、購入を検討してる方はぜひプレイしてみてください!
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