【エロゲ感想】ウィッチズガーデン【ういんどみるOasis】

エロゲ感想
出典:ウィッチズガーデン

こんにちわ、かずきちです!

今回は冬のFANZAセールで購入した10本選んで10,000円セット内にあった「ウィッチズガーデン」をクリアしたのでその感想になります。

今作は学園物だけど舞台となる風城市が特殊な成り立ちの街で、街並みは西洋風で魔女や騎士といたアバターと呼ばれる特殊な職業の方々が登場し物語を盛り上げます。

演出がすごく凝っていてそこがこの作品の最大の魅力だとも言えます。

E-moteと呼ばれるキャラクターの立ち絵をアニメーションで動かすシステムを導入してるので、キャラの表情や目線などが動くので躍動感があって良かったです。

自分は過去にPRETTY×CATION2や最近プレイしたNekoMiko、とらぶるでいずなど同じE-moteを導入したエロゲをやっています。

これらのヒロインは主人公に対して表情を変えたりしますが、今作はそれだけでなくキャラ同士が並び立つ状況で隣のキャラに対して目線を動かすのでその事に感動が起こりました!

さらに”!”や”?”の他にも”♪”など様々なリアクションが視覚化され、立ち絵を見ているだけで楽しめるようになってます。

細かい設定もできるし、おっぱいの動きも変更できるのは良かったですが、最大まで揺らすよう設定するとたわわなキャラは揺れが気になってしまいテキストに集中できなくなるのでほどほどに揺らすようにしてましたw

E-moteを無効に出来るのでPCのスペックに不安の方でも安心して遊べるけど、それだとこの作品の魅力の半分は失うので非推奨です。

ちなみにE-moteが初めて使われたのはウィッチズガーデンかららしいですよ!豆知識として覚えておきましょう!

それではこの作品の内容について、ゲームの感想など書いていこうと思います!

ウィッチズガーデンとは

ういんどみるOasisが2012年11月に発売した18禁恋愛アドベンチャーゲーム。

  • 企画、原画:こ~ちゃ(@kocha_
  • シナリオ:高嶋栄二 、 保住圭
  • SD原画:成瀬未亜(@narusemia
  • OP:佐藤ひろ美、飛蘭

日本にある架空の観光都市である風城市を舞台に、主人公の洋輔が下宿先に住んでる叔母の悠子と、同居人で同い年のあやりと生活し、この街の非日常感を楽しみつつ各ヒロインと恋愛に発展していきます。

街にはアバターが複数いて観光で来たお客や街の人々に、普通に暮らしてるだけでは味わえない楽しみを提供してくれます。

洋輔も騎士のアバター見習いになり風城市の住人として、学園に通いながら成長していき昔から付き合いのある莉々子、クラス委員長の涼乃、一つ上の先輩の水澄えくれあとも関わっていき、剣と魔法の世界に足を踏み入れていく内容となってます。

プレイ時間について

総プレイ時間は24時間。攻略ヒロインは5人。

全ヒロイン攻略後はタイトル画面にあやりトゥルーが追加されます。

一週目は莉々子か水澄しか攻略出来ません。えくれあに関しては水澄攻略後じゃないとルートに入ることが出来ない仕様になってます。

選択肢は少なく攻略も難しくないので自力で攻略出来ますが、無駄なく進めたい方は攻略サイトに頼ってもいいかもしれません。

Hシーンについて

出典:ウィッチズガーデン

Hシーン数は全部で23シーン 

  • あやり7シーン
  • 涼乃、莉々子、水澄、えくれあはそれぞれ4シーン

あやりが多いのはトゥルーが彼女のルートであり、そちらでもHシーンが用意されてるから。

学生服、私服、アバター服を着た着衣Hが多めで精液の量も多くドロっとしており、CGはとてもエロかったです。

残念ながらCGはE-moteで動きませんのでご理解ください。

ここからはシナリオの感想をネタバレありで書いていくので未プレイの人は進まないようにしてください!

シナリオ感想

出典:ウィッチズガーデン

外の街から洋輔が風城市に移り住むところから始まりますが、一番最初にメインヒロインのあやりと出会う。

物語はあやりを中心に構成されているので、あやりが気に入るかで楽しみ方が変わってきます。

共通では街の事やアバターの役割などを学園生活を楽しみながら知り、ヒロインたちとも交流しながら少しづつ風城市に溶け込んでいきます。

街の大イベントのナイトパレードが開催されると雰囲気が変わり、オートマタである魔物が登場しこれらを騎士や魔女が倒すお祭りはファンタジー感もあるので学園ファンタジーとなっていました。

これらに対し、何もかもが人工で出来たものでないのはうっすらと気付けるし、涼乃や長老と呼ばれる蒔絵の存在により魔女の存在や風城市では何故魔法が使えるのかといった疑問が浮かび上がります。

それらの事は各ヒロインルートで明かされていき、そちらではシリアスな展開にもなりつつも、ういんどみるらしい優しい終わり方で〆ていくので、あまり悲観的にはならないのでよかったですね。

羽多野 莉々子ルート感想

出典:ウィッチズガーデン

見た目は小さいけどメインヒロインの中で最年長のお姉さんキャラ。声優はさくらはづきさん。

イギリス生まれの日本人で帰国子女である彼女は、特徴的な喋り方もあり幼い頃は同年代の子供に距離を置かれていた。

けれど、洋輔はそんな彼女を変と思わずむしろ剣を扱う姿に憧れを抱き、剣術を教えてもらい二人は硬い絆で結ばれるようになっていきました。

そんな二人がどんな風に恋仲になっていくのか気にはなっていましたが、洋輔が莉々子の騎士の服装のスカート丈が短い事を意識してからギクシャクし、ついに莉々子がキレてしまいます(笑)

気まずくなった二人は離れている間にお互いの事を考えて、改めて相手がどれだけ大事な存在であるか、また騎士を目指すきっかけになった事を思い出し、お互いが必要な存在だという事を再認識し恋仲になっていき、仲直りした二人を見て心が軽くなりました。

莉々子ルート最大の見せ場はやはり団長と戦うシーンですね。

団長の娘が思い病気を患っていて治療のためにもっと大きい病院がある街に移り住まないといけないが、安心して団を任せられる奴がいないので責任感のある団長は父親である自分と、団長としての自分の板挟みに。

父親的存在でもある団長に対し自分たちが出来る事を考えた洋輔と莉々子は、蒔絵に取り計らい団長と戦い勝利したら団を任せてらえるように約束をする。

ナイトパレード終了後に二人は団長と戦い力を合わせ勝利する事で、一時的に団を任せてもらい団長も娘の治療に専念でき大団円に。

莉々子のストーリーだけど、騎士や団長たちの事も描かれた心温まる内容で素敵な話だったと思います!

雪村 涼乃ルート感想

出典:ウィッチズガーデン

銀色の髪が美しいクラスの学級委員長。声優は遥そらさん。

あやりと同じ魔女のアバターである彼女は本物の魔女(ソーサレス)で、彼女の先祖は風城の設立当初から関わっている為、必然的に街の裏側を知る存在として育てられてきた。

洋輔たちと同じクラスだけど日常的に絡むことが無いし、街に裏の顔がある事が明かされる前はどんな立場かが分からないので結構ミステリアスな印象。

涼乃とは、あやりがナイトパレード後になぜか記憶障害を起こしてしまう事をきっかけに一緒にいる時間が増え、彼女の人となりや家柄に風城の事を深く知っていく事となる。

意外とポンコツな性格であることが判明し、何でも完璧にこなしてしまうと思っていたので、そんな彼女の一面が知ることが出来たのは良かった。

バカップルとまではいかないけど、恋人になると洋輔にメロメロで尽くしてくれるし、Hな事にも積極的なので序盤の印象とのギャップがすごかったw

涼乃ルートであやりが特別な魔女(ウィッチ)で、彼女の溢れ出る魔力を抽出する事により、風城は魔力で満ちていることが分かる。

その副作用であやりはここ数カ月の記憶を失ってしまっていたけど、涼乃と妹の明乃が自らの身体にも施されてる術式を利用する事でなんとか記憶を保持する事に成功。

4人が仲良く学園生活を楽しむ風景を見ながら涼乃ルートは終わっていきます。

少女だった涼乃が街の裏側を管理する家柄の生まれと、明乃の姉という立場に誇りを持ち、洋輔と恋する事で一人の女として成長し、あやりの件に責任を持つ覚悟がこのシナリオの肝と言えますね。

柴門 水澄ルート感想

出典:ウィッチズガーデン

見た目や声からエロス漂う主人公の一つ上の先輩。声優は夏野こおりさん。

水澄もあやりや涼乃と同じ魔女のアバターだけど、彼女は偽物の魔女(キャスター)なので魔法を使う事は出来ない。

その代わりにオートマタであり家族でもあるえくれあと一緒に、ナイトパレードでは魔女として活躍する。

そんな彼女のシナリオは家族愛がテーマの優しいお話だったなぁと感じました。

幼い頃に母親と死別し、えくれあは母親が残した形見でもあり唯一の家族ともいえる存在。

基本的に他人とは一定の距離を置いてきた水澄は親しい友人がいなかったけど、洋輔は自分の大事にしてるえくれあと仲良くなり気難しい性格のえくれあも洋輔を認める事で、彼を特別視するようになりやがて好意を持つようになる。

恋人になってからの水澄は「洋輔の赤ちゃんが産みたい」と言ったのがすごく印象的で、結婚願望も強いので愛が重いなぁ~なんて思ったけどこんな美人に言われるなら男冥利に尽きますね!

風城内でしか稼働できないえくれあを街の外に連れていくために、魔力電池を開発するくだりはたんたんと進んでしまい拍子抜けしちゃいましたが、えくれあが外の世界を見ることが出来たので問題ナッシング!

柴門 えくれあルート感想

出典:ウィッチズガーデン

気を許してない相手にはズバズバ物を言う毒舌キャラ。声優は藤咲ウサさん。

洋輔に対し出会った時から「キモい」「ヘンタイ」「ワンド(股間)もぐぞ」など言葉がキツイので精神的に参ってしまいがちだけど、恋人同士になると素直で可愛い女の子になるのはよかった。

山あり谷ありな難解な話ではなく、えくれあが洋輔に恋愛感情を抱きそれに応えていき、えくれあの過去を少し垣間見るぐらい。

オートマタつまりロボットと恋愛というシチュエーションは大好きな要素だったけど、あまりそこに触れず普通に恋愛してエピローグも三人一緒に幸せになっていくので、人間同士ではない恋愛に関してもうちょっと深堀してほしかったーというのが素直な感想。

初Hの時に処女喪失したのも驚き。水澄のお母さん設計こだわりすぎだろ、って思っちゃいましたw

おもらし声優のウーサーに合わせたのか、彼女のHシーンは聖水シーンがいっぱいで一部のファンが喜びそう。自分はフェチじゃないので興奮出来なかったですが…

緋宮 あやりルート感想

出典:ウィッチズガーデン

陽気で明るい性格をした洋輔と同居してる女の子。声優は日山紅莉栖さん。

あやりの話は当然ながら彼女がウィッチであることや、魔力抽出の度に記憶がリセットされることが判明しその事に対して洋輔がどうしていくのかあやりは記憶を無くさないでいられるのかが大きな課題になっていく。

元気で可愛らしい笑顔が特徴的だった共通パートなどに比べ、記憶がリセットされた時やその事で悩むあやりは見ていてとても切なかった。

洋輔よりも長くあやりのリセットを見てきた悠子は、いつの日かあやりの記憶に残るようになっていた為、洋輔も諦めなければあやりが記憶を失う事は無いと信じていた。

あやりの為に行動する洋輔と、そんな洋輔を見て記憶は無いけど想いは残ってるあやりは記憶を無くさないように、洋輔と愛し合う事で心と身体に刻みつけていく事に純愛を感じました。

あやりがウィッチである事や魔力抽出による記憶障害はどうしても起こってしまうけど、努力の甲斐あってかリセット後に洋輔の名前を憶えていた事に安堵しましたね。

他ヒロインと違いエピローグは無いけど、そこはトゥルーがあるのでそちらで楽しめます。

緋宮 あやりトゥルー感想

出典:ウィッチズガーデン

全ヒロイン攻略後に見る事が出来るもう一つのあやりのストーリー。

あやりルートは魔女として覚醒する前に魔力を抽出することであやりが覚醒しなかったが、このルートではあやりの魔力の抽出を洋輔とあやりが拒んだ事であやりが魔女として覚醒し、風城市は常に魔物が発生する異界になってしまう。

風城市は大変な事になってしまうけど、覚醒したあやりを街の住人たちは受け入れてくれるし、未完成だったえくれあは水澄により完成し、自力で魔力供給出来るようになる事であやりから魔力を抽出しなくても風城市は観光都市として今後も運用出来ていく。

すべてが万事うまくいくと思ったけど、街の外には魔力がある事や本当に魔物が存在することを知られたくないので悠子が一芝居打ち、悪役を演じ洋輔たちの前に立ちはだかりすべての原因を被る事に。

誰かが責任を負わねばならないとはいえ、今まであやりの面倒を見てずっと一緒だった悠子がこんな役になるのはかなりつらい展開でした。

こうして風城は新しく生まれ変わり、覚醒前のウィッチの為では無く、今のあやりや今後現れる覚醒したウィッチが何の気兼ねなく住める幸せな街になり幕を閉じていきます。

物語を読んでる最中はどんな結末になるか気になっていたけど、あやりの幸せを考えれば記憶のリセットも魔力抽出による痛みも無いのでいいかもしれません。

なぜウィッチは生まれてくるのかが明かされず終わったし、途中で現れた知性のあるドラゴンの魔物がウィッチについて軽く説明したけど、総力を挙げて撃退したので良く分からず。

ウィッチと魔物についてうやむやで終わったのは残念。もう少し掘り下げて欲しかったと思います。

あとはえくれあを完成させるくだりと、初期の魔女がいた時代の伝説の魔剣アル・ファードの修復がサクッと終わってしまったのも拍子抜け。

ハッピーエンドだけどややご都合感があり、結構期待してた分トゥルーは個人的にいまいちでしたね。

男性キャラで一番好きな悟朗の活躍があったり、彼の家柄や歴史についても触れていたのでそこはよかった。

あやりが一番好きなので本編とは違う彼女とのイチャラブも見れたし、そういった部分では満足感は大きいです。

総評

こ~ちゃさんの描く可愛らしいヒロインが、E-moteで動くのはすごく新鮮だったのでそこに関しては大いに満足。

シナリオは個別はいいけどトゥルーはいまいちって感じでしたね…

ここにあともう少し手を加えていたらキャラゲーの中での神作になっていたかもしれません。

作中の音楽やOPをひろ美さんと飛蘭さんが歌っているのもよかったです!ういんどみるに佐藤ひろ美さんは欠かせない存在ですね!

E-moteのあるエロゲとしてはホントにレベルが高いけど、その分コストもかかってるのは分かりますが、すべてのエロゲがこれぐらいヒロインに動きがあると楽しむポイントが増えていいなぁ~と感じましたね!

終わりに

ここまでウィッチズガーデンのクリア後の感想を読んでくださりありがとうございます。

ういんどみる系の作品って結構やっているし、また魔法とかオートマタ出てくるんか!って最初は思いましたけどなぜかそれが心地よい。不思議ですね…

何度も言ってるけどE-moteがホントに良かった。最近だとジャンル問わず多くのVtuberさんが活躍してますが、あやりとマーシャが身長低いのもあり目線が上向きになるのがすごくVtuber感あってびっくりしましたねw

歴史で言えばこっちの方が先なので、おかしな話ですがそんな印象を抱いたよっていう事ですのであしからず。

シナリオゲー好きにはおすすめしにくいけど、キャラゲーが好きでファンタジー物が好きな人にはぜひやって欲しいと思える作品でした!

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