こんにちわ、かずきちです!
今は無きメーカーである、すみっこソフトが発売した四季シリーズの第一作目「はるまで、くるる。」を本日クリアしました!
プレイ前にゲームの内容が濃く、シナリオも癖があるのは分かっていたので挫けずに最後の結末までたどり着けました。
序盤でいきなり主人公のハーレムから始まり(結構長い)、ほぼすべてのユーザーが置いてけぼりにされるので、この時点で見限ってしまう人も多かったようですね。
それではこの作品の内容やゲームの感想について書いていこうと思います。
はるまで、くるる。とは
すみっこソフトが2012年12月に発売した18禁恋愛アドベンチャーゲーム
- 企画:木緒なち
- シナリオ:渡辺僚一
- 原画:笹井さじ(@saji_s),師走ほりお(@horioo)
- SD原画:広瀬まどか→現在はneon.(@grandnauts)
ストーリーは、主人公と4人のヒロインが温泉宿のような建物で長い春休みを過ごすことで始まる。
彼ら以外に人がいない田舎で自給自足しながらも、学校のような建物で勉学に励んでいたが、ヒロインの一人和葉 静夏が突然「ここをこの男のハーレムにするわ!」と宣言し、いきなりハーレムが始まってしまいます。
SFやミステリ要素を期待していたのでこの始まり方にはホント驚き。耐えるべきシーンだと分かっていなかった自分もすぐに投げていましたね。
プレイ時間について
総プレイ時間は13時間30分。基本的に一本道でハーレム→春海→秋桜→冬音→静夏→TUREとなっています。
選択肢は少ないですが攻略サイトを利用する事をおすすめします。
Hシーンについて
回想シーンで数えて23シーン
1週目はハーレムルートということもあり、複数人プレイが多めですがそれ以降は二人っきりでHするシーンが基本になります。
実用性としてはCGがエロくないのでいまいちでした。
ここからはシナリオの感想をネタバレありで書いていくので未プレイの人は進まないようにしてください!
シナリオ感想
この作品は説明も無しに主人公の一季とヒロインの静夏、春海、冬音が教室でいきなり乱交を始め、自分はかなり面喰いました。
まぁ発売してだいぶ経つし、序盤さえ耐え凌げばだんだん楽しくなっていくと言うので、一季たちがどうしてこんな事をしでかしたのか分かるだろうと考えその時を待ちました。
ちなみにこの作品の舞台は海に囲まれた島で、そこで主人公たちが記憶喪失の状態で目覚め、目覚めた温泉宿にあった「90日後に助けが来る」というメッセージを信じ、焦る事もなく長い春休みだと思い過ごしていきます。
ハーレムルートが終わりを迎え、場面は彼らの出会いの日付に遡り、ここからなぜハーレムルートになったのかをなぞっていくのだろう、とこの時は思っていましたが全然違いましたね。
実は一季たちは同じ時間をループしているのが後半に分かってくるのですが、ハーレムの次は春海のシナリオとなり彼女と一緒にこの世界はなんなのか?だれが仕掛けたのか?という事について考察していきます。
そんなふうに一緒に謎を考えるヒロインを変えながら何回もループしていき、だんだんとこの世界の謎や目的のようなものが判明していくのですが、冬音シナリオですべての謎が解き明かされその内容に最初は驚きました。
この世界では西暦2000年以降に氷河期が訪れ、それに伴い小さな国から大きな国まで様々な地域で戦争が起こり人類は疲弊していきます。
地上で生きていけなくなった時に冷静になり、宇宙に移民するか地中で暮らすかを話し合った結果、人類は地中で生活することを選択してきます。
そこから何世紀か時が経ち、人類として種の保存をして未来に託そうとするプロジェクトが立ち上がる。
それに選ばれたのが一季たち少年少女だった。
このプロジェクトも記念に行ったというのが動機だったので、完全に大人たちの自己満である部分が強かったのが印象的でした。
盛り上がりはここがピークでしたね。
最初思ったのは超常現象により一季たちがこの世界に閉じ込められ、脱出するものと思っていたけど、まさかの超SF物。
いつか地上の氷河期が終わり、再び人類が地上で生活する事を夢見ていたけど、太陽が活動を停止してしまい、永遠に氷河期が終わらない状態を自立型のコンピュータに教えられた時は絶望しました。
これからどうなるのか気になっていたけど、自立型のコンピュータが地球にある機械やエネルギーを利用してそれを推進力にして、太陽の代わりとなる恒星の近くまで地球事移動する事を提案。
これを聞いてご都合主義だなーと感じてしまうも最後まで読み進め、テンションが上がらないながらも最後に彼らが地上に飛び出していき、春を感じさせる桜の木と心が壊れていた一季の笑い顔には少しばかりの感動を覚えました。
総評
シナリオに関しては謎がちゃんと解明され、誰が読んでも分かるストーリーだったのはよかったと思います。
ただ、ライターさんの癖である地の文が長い、下ネタをはさんでくるなど読みづらい部分があったのでそこは苦痛だった。
冬音から世界の真実を明かされる場面で、安定の下ネタで脱線させ冬音の言ってる事が頭に入ってこない時があり、少しイライラしちゃいましたね。
一番大事なシーンなのに、脱線してしまったので緊張の糸がブチブチと切れました。
あとは春海が殺人欲が強いヒロインという設定もあり、不気味さで感情移入出来ず、他ヒロインも個性を掴み切れず魅力を感じない事から好きになれなかった。
SFの設定も作り込まれてて材料としては良かった。ただ、冬音からたんたんと事実として教えられて現実に起きてる事に対し悲壮感が出てこなかったのは残念でした。
終わりに
ここまではるまで、くるる。の感想を読んでくださりありがとうございます。
本作のシナリオは渡辺僚一さんが書いており、このライターさんのゲームは缶詰少女ノ終末世界で初めてプレイしましたが癖が強いのは変わらないですねw
カノセカに比べはるくるは下ネタなど少なかったし脱線してもすぐ戻ったからよかったけれど、今回プレイした結果このライターさんの作品はメーカーをまたいで満足出来なかったので今後はプレイしないと思います。
2作品やって合わないということは今後もかみ合わないという事だと思ます。
シリーズが3作出てますが自分は手を付けることはないですね。
本作が良かったら出演声優さんとキャラデザ的にあきゆめくくるをプレイしようと思ったけど、その可能性は無くなりました。
辛口で書いていますが高く評価してる人もいますので、作品に興味がある人はわたしの意見に左右されず是非ご自分の目で確かめてみてください!
ではでは~
コメント