【エロゲ感想】もののあはれは彩の頃。【QUINCE SOFT】

エロゲ感想
出典:もののあはれは彩の頃。より

どうもかずきちです!

QUINCE SOFTの「もののあはれは彩の頃。」をFANZAの500円セールで見かけたので購入してみました。

実はLump of Sugarの姉妹ブランドなんですがまったくのノーマーク。サブブランド出してるなんて知らなかった!

色んなサイトで評価が高かったので期待してプレイしましたが、シナリオよしキャラの見た目可愛いBGMも耳に残りやすくて予想よりも良かったと思える内容でした。

それでは作品の事や、ゲームの感想について触れていきたいと思います!

おすすめ度3.5

もののあはれは彩の頃。とは

出典:もののあはれは彩の頃。より

QUINCE SOFTが2017年9月に発売した和風すごろく体感ADV

本作品は双六をモチーフにした空間で、キャラクターたちがゲームのあがりを目指していくお話。

出典:もののあはれは彩の頃。より

主人公たちはサイコロを振って出た目の数だけ盤面を進んでいくすごろくゲームに参加するが、それまでの記憶が無いため訳も分からずゲームをしていきます。

双六の世界ではそれぞれが戒と呼ばれる自分だけの能力を使え、マスによってゲームを有利に進めたり、時には相手を妨害する行動が選択できるのも面白い。

ゲームの成り行きは読み進めていく事で進行するので、操作性が無いのはちょっと残念なところでした。

プレイ時間

総プレイ時間は23時間30分

序盤は双六であがりマスを目指すシンプルな第一面。それをクリアすると真のあがりを目指す第二面が解放され3つのルートに分かれます。

上記3つのすごろくをクリアすると選択肢が解放され、Trueルートに進めるようになってます。

従来の美少女ゲームのような選択肢が存在せず、サイコロを触るか他の画面をクリックするなど正直分かりづらかった。

出典:もののあはれは彩の頃。より

修正パッチを当てると上の画像のように分岐のヒントが出るのでおすすめです。DL版もパッチを当てる必要があるのでインストールしたらプレイ前にいれておきましょう。

Hシーン

全部で16シーン

各ヒロイン4回用意されていて恋人同士のイチャラブが楽しめる。

みさきとクレアのHシーンはすごろくの第二面をクリアすれば1シーン分見れるけど、京楓と琥珀はTrueをクリアしないといけない為かなりおあずけをくらいます。

おまけにある回想内に全開放ボタンがあるので、我慢できない人は先に開放して見てしまってもいいかもしれませんね。

この次はネタバレありの感想を書いていきますので、見るとやる気が薄れる方はこれ以上進まないようにしてください!

シナリオ感想

出典:もののあはれは彩の頃。より

ゲームを開始すると双六の世界からスタートするので、何故彼らがこのゲームに参加したのか、ゲームをあがるとどんな結末になるのかがいっさい謎のままなのですごく気になった。

その謎は結局最後の方まで読み進めないと明かされない。すごろくマスで彼らの記憶を追想する場面で元々はただの学生だったことが分かるけど、すごろくをはじめるキッカケまでは見せてくれないのですごくもどかしかった。

すごろくゲームというのも中々面白い作りになっていて、第一面はマスによっては難題を出され、それをクリアしないといけないが、第二面からは妨害要素が強くなる為、妨害する側もされる側も自頭の良さが出て楽しめる場面も多かったです。

主人公とヒロイン達の関係は一緒にあがりを目指す味方であったり、妨害する敵であったりと場面によって変わり、目的はあくまですごろくのあがりを目指すもなので恋愛要素は薄目でした。

その為、すごろくクリア後の現実に戻ってからイチャラブが始まりますが短いしHシーンもあるので割とあっさりとした内容でしたね。

第二面琥珀編

出典:もののあはれは彩の頃。より

自分が最初に選択したルートで、主人公が琥珀とみさきと一緒にあがりを目指すゲーム。

ただあがりを目指すだけでなくプレイヤーの中に一人、虫という3順に1回誰かを脱落させる役割を持った者と一緒にすごろくをするのでクリアのハードルが上がった。

あがりの条件に虫が誰かを特定する事も追加されたので、必ずしもあがりマスを目指さなくていいのが最大のメリットだが、予想が外れた場合即脱落するので安易には答えるのは難しい。

クナドから説明を聞いたとき、人狼ゲームのようだと思ったけどあれと違い役職やヒントがあるわけでなく、虫に指名されたら死が待ってるから質が悪い。

次々に脱落していくキャラクターたちや、虫が誰なのかも当然最後にならないと分からないのがハラハラドキドキさせてくれて一番面白いすごろくゲームでした。

第二面みさき編

出典:もののあはれは彩の頃。より

縁陣という心と心が結ばれた者同士が同じ賽を振り行動を共にするシステムにより、主人公、みさき、京楓、大誠たちがチームとなってあがりを目指すゲーム。

あがりマスにたどり着けなかった人物には死が待っていたり、戦暦という9種類の戦術が使えるなどこちらもゲーム性があって読みごたえがありました。

みさき中心の話なので彼女が実は重い病気を患っていて、現実では入院していることが判明。

このことから主人公たちは、みさきを助けるためにすごろくゲームをしているのかと思ったけど、ここでもその謎は結局明かされなかったので相変わらずモヤモヤした気持ちでいっぱいでしたw

第二面クレア編

出典:もののあはれは彩の頃。より

7×7マスのマップを使い先に1列自分の陣地で埋めることを競う、ビンゴと陣取りゲームを混ぜたこれまた戦略性が高いゲーム。

縁陣を組むことは出来ないけど、クレアと二人きりになる場面が多いのと、彼女の戒である合縁は互いの心が分かってしまい、信頼し合ってるほど力を発揮するので次第に恋心が芽生えていくのが美少女ゲーム感が合って良い。

肝心のすごろくも、カラスがマスの効果をうまく使って有利に立ったり、みさきが自分も他の人も上がることがないように盤面をコントールしようとするなど、とんでもない戦いが繰り広げられるけど、主人公とクレアの方が一枚上手だったから最後まで気を抜けず面白いゲームでした。

True

出典:もののあはれは彩の頃。より

主人公たちをすごろく世界で戦わせていたと呼ばれる存在に打ち勝つことで、現実に戻ることが正真正銘最後のすごろくゲーム。

ここでは今までのすごろくのような事はせず、戒を使って戦ったり会話シーンが多く正直盛り上がりに欠ける内容でした。

彼らがなぜすごろくをしているかなど多くの疑問を鬼が語ってくれるので、頭の内にあったモヤモヤが解決しちゃんと伏線回収してくれるのはありがたかったです。

オチとしては弱いと感じるし、ヒロインとのイチャイチャもおまけ程度の物だったのでちょっと物足りなかったのが正直な感想。

出典:もののあはれは彩の頃。より

ちなみにラスボスは、努力しなくて大抵の事をなんなくこなしそんな現実を退屈だと思っていた黎だと思ってたのでいい感じに予想が外れた。

これまた予想外だったのは、個人的にメインヒロインより大好きな鹿乃縁の事。

出典:もののあはれは彩の頃。より

彼女と主人公は実は孤児で小さい頃は同じ施設に入っていた共通の過去があり、主人公は運よく京楓の家に引き取られ幸せに包まれていたが、縁は施設でも学校でも虐められ生きる希望を失っていた。

彼女の心は理不尽な絶望と主人公に対しての嫉妬で歪んでしまい、すごろく世界では常に主人公を殺すことを第一に行動するようになりそれはここでも変わらず。

そんな彼女を救ったのは主人公でもみさきでもなく、まさかの大誠くん!

最初から最後まで縁の事が気になっていたけど救いがあって良かったと本気で思う。

大誠を見る縁は、彼に惚れてしまったので恋する乙女になり赤らめる顔がとても可愛い。

攻略出来ないのが悔やまれるけど、現実に希望を持てるようになった彼女が見れたのは素直に喜ばしいです。

終わりに

すごろくを舞台として物語が進んでいくのは斬新で面白かった!

メインヒロインはクレアが一推しだけど、琥珀も猫っぽさ×ロリ属性で可愛さの塊でしたw

作中では絆や縁という単語が多く登場し、人と人とのつながりが生きる上で重要だと実感する場面も多かったです。

すごろくゲームも見てて楽しかったので、興味があればプレイすることをおすすめします!

おすすめ度3.5

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