【エロゲ感想】言の葉舞い散る夏の風鈴 【シルキーズプラスDOLCE】

エロゲ感想
出典:言の葉舞い散る夏の風鈴

こんばんわ!かずきちです!

少し前にFANZAにてシルキーズプラス作品が3本まで6000円っていうセールをしていたので、その時に「言の葉舞い散る夏の風鈴」も対象だったので購入しました!

正直世界観とかストーリーを確認しておらず「シルプラだから安心クオリティ!」という理由でセットの内の一つに選びました。

プレイ後に思ったのは正直に言っちゃうと人を選ぶ作品だったなーって気がします。残念ながら自分には刺さりませんでしたね。

キャラやシナリオが悪いわけではないし、声優部という部活を通して素人が演技力を高めてグランプリの入賞を狙って行くコンセプトとかは面白かったですよ。

それではここからはゲームに対する感想などなどを書いていこうと思います。

言の葉舞い散る夏の風鈴とは

シルキーズプラスDOLCEが2018年12月に発売した恋愛アドベンチャーゲーム。

シナリオは範乃秋晴さん、原画家はひなたももさん。

以下あらすじ。

新しい季節――俺は、留年した。
始業式。桜之宮学園1年生2回目の波瀬督は、学校へ続く並木道で同じく留年生の真額詞葉を見かける。
出会って三秒、合体した。
彼女の声が、彼の耳に。オタク趣味が高じて会得した高精度ダメ絶対音感により、督は詞葉の秘密を知ってしまう。
なんと彼女は督が大ファンである顔出しNGの超人気声優『日華こころ』だったのだ。
二人だけの秘密を守りつつも、憧れの声優の声に昂ぶる学園生活を送り始めた督は、同じクラスの野原ゆうに勧誘され、詞葉とともに声優部へ入った。

2度の留年を経験する先輩1年生の菩提樹仰子、車椅子の後輩1年生、百花奏とともに、
彼らは学生声優グランプリに挑むのだが――!?

教えるのがド下手な詞葉、大根役者の仰子とあがり症のゆう、アニメや声優に疎い奏。
耳だけ肥えている督。留年生3:現役生2にて繰り広げられる、
全員1年生のどうにもならないドタバタ稽古っ! 恋と演技のから騒ぎっ!
青春120%!声優部ラブコメディ!!

出典元:https://dlsoft.dmm.co.jp/detail/silkysall_0029/?utm_medium=dmm_affiliate&utm_source=nanarin0123-001

攻略ヒロインは4人だけど、詞葉は他の3人を攻略してから出ないとルートが解放されない仕様です。

攻略については簡単で、共通ルートの最後に選択肢が出るので気になるヒロインに対応した選択肢を選ぶだけなので自力攻略可能。

詞葉については3人目が終わったらタイトルに特別ルートが出てくるので、それを選択すればいいです。

総プレイ時間は13時間30分。共通3時間30分で各ヒロイン2時間30分程度で読めました。

Hシーンは全13シーンでゆうだけ4シーン、他のヒロインは3シーンです。

ここからはシナリオの感想をネタバレありで書いていくので未プレイの人は進まないようにしてください!

シナリオ感想

共通ルートでは督たちが声優部に入り学生声優グランプリに挑んでいく内容。

だけど詞葉と奏以外は演技がうまくないので、悪戦苦闘しながらも日々上達していく様を見ていきます。

序盤の詞葉による演技指導は見ていて面白くないけど、レクリエーションで行ったエチュードは自由で笑いもあったので見ていて楽しかったです。

基本的に演技が中心でこれといったイベント毎は起こらない感じでした。

練習の為とは言え何回も同じセリフを言う流れは正直飽きてきますが、素人がうまくなっていく過程を楽しむものなので仕方がないです。

残念ながら学生声優グランプリは落選したけど、次の声優グランプリに向けて3つの演目を練習することに。

ヒロインのゆう、奏、仰子がそれぞれ主役の演目を曜日ごと練習する事を決め、督の選択によりヒロインのルートが決まり共通は終了します。

野原 ゆうルート感想

出典:言の葉舞い散る夏の風鈴

サイドテールと首のヘッドフォンがトレードマーク。声優は遥そらさん。

彼女のシナリオでは、出場を目指している声優グランプリの題目の1つ「千歳と竜一郎」をゆうがメインで演じる為、この題目を中心に物語が進んでいきます。

ゆうは演じる登場人物の千歳についていまいち感情や考え方が理解できず、中々役になりきれないので上達していきません。

おまけに誰よりも緊張してしまうタイプなので、ここぞというところでそれが仇になってしまう。

けれど、大好きな声優からゆうに向けて励ましの音声メッセージを貰い、演技の前にその音声を聞くことで緊張しなくなったけど、いざ本番の日にうっかり音声が入ったスマホを家に置いてきてしまう。

出番が目前に迫るけど緊張が解けず、詞葉が実はゆうの憧れの声優だったことを明かし、彼女に励ましの言葉を与えたことでゆうは緊張しなくなり、演技も成功し最優秀賞を獲得し終了。

ゆうの成長がはっきりと分かる温かなシナリオでした。督と恋人になる前に実はエロゲをプレイしてることがばれてしまいHな事に興味津々な事が判明し、エロゲーマーとしては親近感湧いてすごく嬉しくなっちゃいましたね!

いつもヘッドフォンしてるので、音楽好きなのかと思ったけど意外とそうでもなかったですねw

ただ、自室でしていることをテーマにしたエチュードでみんながいる前でオ〇ニーを始めるのはいかがなものかなぁと…

百花 奏ルート感想

出典:言の葉舞い散る夏の風鈴

声優としての才能がある中学からの主人公の後輩。声優は秋野花さん。

彼女のルートは声優グランプリで課題の1つ「夢への一歩」の主役を奏が演じていきます。

ゆうと違って奏は声優部に入る前から演技力があるので、演技のうまいヘタで詰まることはないですが、奏自身の気持ちが演技に乗っていない事が判明する。

督と一緒に見たアニメ映画がきっかけで自分の演技が出来るようになった奏は一つ成長するけれど、今度は足が動かないコンプレックスが原因で演技がうまくいかなくなる。

台本の中のキャラは事故で歩けなくなるけど、リハビリを経て最後は歩けるようになるのに対し、奏は過去に手術やリハビリをしているのに歩けるようにならなかったので役作りが出来なくなる。

グランプリ前日に演技の事で詞葉とケンカし、そのまま当日を迎えるもお互い気持ちをぶつけることで仲直りし、無事演技もうまくいき奏たちは賞を獲得出来ることとなります。

奏は生まれた時から歩けないというハンデを背負っているけど、人に優しく出来るいい子だし車椅子の生活に対してもそこまで悲観的ではないです。

逆にだからこそ自分に何が出来るんだろうと考え、声の芝居なら出来るんじゃないだろうかと思い、最終的にプロになることを夢にしその目標に進んでいく様は心にグっとくる内容でした。

菩提樹 仰子ルート感想

出典:言の葉舞い散る夏の風鈴

小さい頃に無人島を購入したことがあるスーパーセレブ。声優はくすはらゆいさん。

仰子のルートは「一花、行きます」を仰子が主演で演じることで物語が進んでいく。

正直、ゆうと奏に比べ話の構成は一番好きでしたね。仰子は庶民の生活や価値観が分かっていないので役づくりもうまくいかなかったため、突然督の家に押しかけて庶民の生活を理解する為と言い、しばらく一緒に暮らすことに。

今までに無かった展開ですっごくエロゲらしいなーと感じる場面でしたね!さらには仰子の別荘を使いみんなで合宿をしたり、花火で遊んだりとイベントが盛りだくさんで見ていてとても楽しい気持ちになれました。

これぞエロゲ!前の二人はこういったイベント毎が無かったので正直物足りない感じがありましたので仰子ルートは良かったです。

しかも、と言う新たな登場人物が現れ仰子に演技指導もしてくれて、これがきっかけで仰子は演技が上達していきます。

仰子と演劇部の真子は幼馴染で小さい頃は仲が良かったけど、1年生の頃真子だけが演劇部に入り、仰子は不合格だったことをきっかけにお互いの心が離れてしまう。

台本の人物にも似たような境遇を重ねそのため最後の演技がしっくりこなかったけど、詞葉が一芝居打ちグランプリ当日に真子が代役になることでで詞葉と掛け合った時よりも最高の演技ができ無事に賞を獲得。

最後は督にトロフィーと自分自身を家に置いてもらいずっと一緒に居ることを約束し終了。

仰子の話は演技についてよりも、督との恋愛描写にやや重きを置いたシナリオだったなーと感じました。

ただ、最後に真子と共演し彼女のおかげで演技がうまくいったのにその後の出番がなく、お互いのわだかまりが無くなって良かったねー、みたいなシーンが無かったのはちょっと残念です。

真額 詞葉ルート感想

出典:言の葉舞い散る夏の風鈴

声優であることを周りに隠してる「日華こころ」の中の人。声優は桜川未央さん。

詞葉のルートは墓の三人を攻略後にタイトルに出てくる「夏の卒業式」を選択すると、詞葉ルートに入り彼女を攻略出来るようになる。

そんな詞葉のシナリオは督が最初から気にしてる、もう一度声優の道に戻るかどうかの話が最初に出てくる。

冒頭は声優グランプリで賞を無事取る事が出来た後から始まり、声優部のおかげでもう一度声優の道に進むことを決意した詞葉は督にだけオーディションを受けることを告げる。

無事に審査が通り最終審査では、詞葉が声優として敵わないと思っている愛もオーディションを受ける事が判明。

お互いがものすごい演技をする中、声優部の応援もあってか詞葉が無事オーディションに合格して声優の道に戻ることに。

ここでの二人の演技も良かったけど、声優部が大事なところで応援に駆け付けるっていう演出が個人的には心にグっときた!

プロに戻った詞葉は9月になったら事務所以外の声優業が出来ないと言われてしまうけど、8月末までならまだ声優部での活動をOKしてもらい、みんなが3年生になった時に流すための卒業公演を収録する事に。

夏休み最終日にみんなで卒業公演を収録し、みんなでプロになってまた再会しようと約束しフィナーレ。

全体的にいい感じのシナリオではあったけど、自分は愛とのオーディション対決が盛り上がりのピークだったので、その後はたんたんと読んで最後もあっさり受け止めて終わってしまいました。

共通も含めて詞葉に「声豚」「キモ豚」と言われたり、詞葉を通して桜川さんの様々な演技を見れたことは素直に感動しファンとしてはとても役得だったなぁ~と感じることが出来ましたね。

総評

出典:言の葉舞い散る夏の風鈴

シナリオに期待していたけどいまいちな感じ。当然ながらあけいろみたいにホラーは無いし、ななリンのように死生観があるわけでは無いからそういった風な感動は無い。

キャラクターについても癖の強い感じが無く、見た目は可愛いけれどメチャクチャ好きかっていうとそうでもない。

キャラクターで一番好みなのはサブキャラの真子。

金髪で年上で優しいオーラを出しているのですごく好み!どうして攻略出来ないのかがすごく悔やまれる!

同じく演劇部の詩も魅力的だし、仰子と詞葉のルートに出てくる愛も良い感じ。

愛に関しては声優はかわしまりのさんなので破壊力抜群!

別にこの作品が悪いわけでは無く自分には合わなかっただけで、他の人の評価は高いので駄作ではない。

面白いなと思ったのは声優部と言う設定

学生だけどプロの声優が同じく学生で素人の同級生に演技指導していくのは余り見ないケースだし、こういった形で声優に必要な感性や感情の出し方などに悪戦苦闘しながらも成長していく過程は見ていて気持ちが良かった。

他にも普段は完璧に演じてる声優さんたちが、”素人が台本を読んだらこうなる”といった演技をしているのも新鮮でしたね。

自分は物語を楽しむタイプだったのでいまいちに感じてしまったけど、こういった声優さんの演技を楽しめる人にはすごく刺さるゲームなので気になる方は是非プレイしてみてくださいね。

終わりに

言の葉舞い散る夏の風鈴のプレイ後の感想を読んで下さりありがとうございます!

何とも煮え切らない感じのレビューになってしまいました。

声優部と言うコンセプトは面白かったけど、そこに力を入れすぎたせいで恋愛描写とかはあっさりしていたのでキャラに感情移入するのは難しかったですね。

シルプラさんの次回作に期待して今回は終わります!

ではでは~。

コメント

タイトルとURLをコピーしました