【感想】あけいろ怪奇譚 前作のななリンをプレイしてからやることをおすすめします

エロゲ感想
出典:あけいろ怪奇譚

ども!ホラー系のエロゲはそこそこやってるかずきちです!

今回はシルキーズプラスから発売された、あけいろ怪奇譚をクリアしたのでその感想を書いていこうと思います。

ホラー要素が強いけど笑える部分もあるし感動するシーンも多いので、すごくいいエロゲでしたね。

実はシルプラのエロゲを初めてプレイしたのはこのあけいろ怪奇譚です。

前作のなないろリンカネーションは最近やりました。

なので当時は前作の主人公である真や、眷属である鬼たちが出てきても「何この人達?」ってなりました。

順番が前後するけど最近ななリンをプレイしたので、改めてあけいろをプレイしたら以前とは違う楽しみ方が出来るかなーと思い、2週目としてあけいろをやりました(前回のセーブデータを取ってなかったのでガチで初めからw)

実際やってみてななリンをやってからの方が違和感なく入り込めるから、どっちも未プレイの人はななリンカネーション→あけいろ怪奇譚の順番でプレイして欲しいと思いましたね。

それではあけいろ怪奇譚の感想を書いていきたいと思います!

あけいろ怪奇譚とは

2016年にシルキーズプラスWASABIから発売された学園七不思議解決ADV。前作のなないろリンカネーションと世界観が一緒で2年半経過しています。

シナリオはかずきふみさん。原画家はすめらぎ琥珀さんです。

以下あらすじ。

四人の女生徒が立て続けに自殺した。
その衝撃的な事件は一部の生徒たちの間で不謹慎な盛り上がりを見せ、いつしかこう噂されるようになった。
四人の女生徒は学園の七不思議の一つ、『旧校舎の幽霊』に呪い殺されたのだ……と。
多くの者にとってはくだらない噂であり、その他大勢の一人である佐伯社にとってもそうであった。
しかし、社には無視しきれない理由があった。
四人の女生徒が自殺してから、奇妙な夢にうなされるようになったのだ。
熟睡することができず、日に日に、自覚できないほど緩やかに衰弱していく中、社の前に一人の少女が現れる。
ベルベットと名乗った不思議な少女は、社に告げる。
――あなた、呪われている。

公式より:http://www.silkysplus.jp/game/akeiro/story.html

あらすじにもあるように主人公の悪霊に呪われてしまいます。彼は霊感など全くないし、むしろ霊的な物の耐性がかなり低いので常に危機的な状況です。

けれど、ベルベットやクラスメイトの佳奈修司に助けられながら呪いを解くために懸命に抗っていく物語。

メインヒロインはベルベットと佳奈だけど、他にもヒロインはいるしエピローグもそれぞれ個性的で差別化が出来ています。

ホラー色が強すぎることはなく、適度に笑いも用意されてるのでシナリオの構成が絶妙でしたね。

Hシーン数は全部で19シーン

ゲームのプレイ時間は18時間30分でした。2週目ですがしっかり読みました!

フローチャート機能があって一度読んだとこなら好きな場所から読み進めることが出来ます。

攻略についてですが選択肢が多いので少し大変です。面倒だと思う人は素直に攻略サイトを活用することをおすすめします。

ここからはシナリオの感想をネタバレありで書いていくので未プレイの人は進まないようにしてください!

シナリオ感想(共通ルート)

あけいろ怪奇譚

大まかに言うと諸悪の根源である旧校舎の幽霊である朱子か、朱子の力の一部を使える望を成仏させたり封印したりするまでが共通ルートなので結構ボリュームがあります。

朱子が出てきたり裏世界の風景が素直に怖かったですね。あとは呪いで亡くなった5人の幽霊たちも見た目がグロテスクなのできつかった。

普通の日常パートだと修司と社の掛け合いが最高に面白かった。二人のギャグのテンポがいいし佳奈も加わると余計にひどい事になるから見ていて飽きさせない。

ななリンの主人公の真の家に行った時も、座敷わらしの伊予が相変わらずのゲスキャラで安心した。

選択肢がシビアで社が七不思議の力をどれだけ取り込めたのか、制御できずに倒れてしまったとかで展開が変わっていくのもすごく細かい構成になっているので驚き。

マダムエビフライは名前も見た目もインパクトがあるけど生徒思いでいい人でしたね。

雛森 佳奈ルート感想

出典:あけいろ怪奇譚

人懐っこいイメージで可愛らしい見た目だけれど、サバサバした性格でもあり家ではだらしない一面も見せる。声優は萌花ちょこさん。

佳奈のルートでは望を成仏させようと奮闘するのが大筋になってきます。

けれど、霊が見える程度で特別な力を持たない佳奈ではどうにも出来ないので、真の鬼たちの力に頼ろうとするも伊予に強く止められてしまいます。

葵たちはあくまで真の為の鬼なので何かあるたびに力を貸していたらキリがないし、佳奈の成長にも繋がりません。

このルートではそんな力を持たない佳奈がそれでも望の為に自分に何が出来るのかを考え、社と問題を乗り越えていくいい話でした。

ベルベットルート感想

出典:あけいろ怪奇譚

冷静沈着で常にクールを装っているけど、褒められたり可愛いと言われると素直に頬を染めてしまうのが可愛らしい少女。声優は風音様。

元々は人間だったけど、仕えていた主人の儀式のせいで吸血鬼になってしまった重い過去を持つ彼女。

生きる楽しみも特にないけど、だからといって死んで楽になろうとも考えていなかった。けれど社と出会うとこで、ベルベットの人生が大きく変わっていきましたね。

見た目も性格もすごい好きなのは、2週目をやった今もなお変わらなかったですね~。

社の血を飲んで眷属になり、本来の鬼としての力に目覚めたシーンはかっこよかったし、その後は鬼の性質である主の性的欲求を求めてしまうのも、今までのクール姿では想像できないぐらいギャップがあって堪りませんでしたね!

メイド姿でご奉仕するHシーンは最高のシチュエーションすぎて捗りましたw

葛城 葉子ルート感想

出典:あけいろ怪奇譚

ベルベットの上司であり、あの伊予と古くからの知り合いである謎多き人物。声優は杉原茉莉さん。

葉子のルートでは、七不思議の力を取り込みすぎた社が霊達を制御できなくなり弱ってしまう。

そして美里が朱子に目を付けられてしまい、旧校舎から飛び降りてなくなってしまいます。

怒りと悲しみに染まった社は朱子を取り込み、鬼になってしまう。

人としては生きられなくなった社は葉子とベルベットと共に人外として生きていく流れになります。

美里が亡くなってしまう悲しい話だったけど、人から鬼になってしまう展開は結構好きですね。

どのルートよりも非日常感が出ていて、ちょっとした憧れな部分もあるので個人的にはかなり面白いと思った話でした。

葉子の正体ははっきりと明言してないですが、葉子=妖狐と読めるし、伊予の前で表した本来の姿は可愛らしい狐の幼女だったので狐の妖怪で間違いないですね。

幼女の姿の時に声がかなり変わったので声優ってすげー!と改めて感じる場面でもありました!

るり&るかルート感想

出典:あけいろ怪奇譚

トイレの花子さんズとして疑われていたけど、その正体はこの街の地主神であった。声優は結衣菜さん。

喋り方のテンポがすごい独特だけど、セリフを言い切るまでに3~4クリックかかるので度々葉子に巻きで頼むよと言われますw

元々は小さな村に双子として生まれたが、神様に捧げる巫女に選ばれその身をささげる。

長い年月が経ち、気が付いたとき二人はこの土地の神様になっていて、それ以来ずっとこの土地を見守り続けるという役目を負っていきます。

人の願いを叶えるいい神様な二人はずっと社の事を守ってくれて、本当に温かな心を持っていてよかった。

社とは恋愛関係にはならなかったけど、社が寿命を迎える時までずっと寄り添い彼の死に涙するシーンでは自分も思わず泣いてしまいましたね。

久住 美里ルート感想

出典:あけいろ怪奇譚

社とは家が隣同士で幼いころから面識がある幼馴染。声優は上田朱音さん。

ホラー小説の作家をしており、編集担当は前作にも登場した土方由美(名前だけ登場)

社への愛情が深すぎて本作一番の純愛ルート。過去に霊に耐性のない社の代わりなりたいと、るりとるかに頼んでいたことが判明し、そのことで社が責任を感じていまい関係がこじれてしまう。

けれど、相思相愛なのでお互いの気持ちをぶつけあうことで絆が深まり、より愛情が大きくなっていきましたね。

エンディングは結婚式を挙げ二人の愛を永遠にする形で終えます。

霊的な要素が無い人と人のお話だったけど、彼女のおかげで社は元気に成長できたんだなと感じる優しくて愛のある内容でしたね。

TRUE 感想

出典:あけいろ怪奇譚

全ヒロイン攻略後に解放されるルートで朱子が何故悪霊となってしまった謎が判明すると同時に、彼女と望の魂を救う物語にもなっていました。

朱子になにがあったのかは語りませんが、未プレイの方は本編をプレイしてその目で確かめていただきたい。

朱子と望は悲しい被害者ではあったけど、最後は親友と呼び合える仲になり成仏することが出来て本当によかったと思う。

対照的に彼女たちを苦しめていた5人の人物は、人間のクズの塊と言える存在で最後まで腹立たしいです。

地獄で何倍もの苦しみを味あわされて綺麗な魂になって貰いたいですね。

その後の社たちについてはそこまで触れませんが、今回の事件を経て大きく成長した社を中心に霊能探偵として活躍していくのは楽しみですね!

総評

出典:あけいろ怪奇譚

シナリオライターやチーム全体がしっかりしているのでゲームとしてのクオリティは非常に高いです。

恋愛要素は正直おまけって感じだけど、ベルベットや佳奈が可愛いのでOK!個人的に美里と葉子は目がたるんでて好きではないですね。

性格とかは全然問題ないけど性の対象とすると萎えてしまいますね…

Hシーンはすめらぎさんの画力や塗りもあってエロかったです。加奈の制服測位Hが個人的にナンバーワンにシコかったですね…

前作のキャラが出てきたのは嬉しかったけど、あけいろから始めた人からすると彼らの凄さとか伝わりにくいと感じました。

ななリンをプレイしたので葵と伊予のテンションはぶれないな~とか、アイリスは相変わらず可愛いな~なんて思えたのでやっぱ前作をやってからの方が数倍楽しめる内容ですね。

単体でも楽しめますが、ななリンをやってるともっと面白くなる、そんな感じの内容なのでファン向けなゲーム感が強いなーと改めてプレイして思いました。

終わりに

あけいろ怪奇譚のプレイ後の感想を書いていきました~。

実は初めてあけいろをプレイした時は朱子の声優が北見立花さんだと気づかなかった。

TUREでようやく気付くダメっぷり。

改めてプレイした時に佳奈ルート終わったスタッフロールで思いっきり書いてあるのにね…

今回は最初から知っていたので、「あぁ、北見さんの声やな~」なんて思いながら始めることが出来ましたw

声優さんも豪華でゲームとしても面白いあけいろをまたプレイ出来て良かったです!

ではでは~

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