どうも、かずきちです!
metalogiqの新作「鏖殺ノ乙女. 」をクリアしたので感想などを書いていこうと思います。
結論から言ってしまうと前作の魔法少女消耗戦線は越えられなかったけど、シナリオはそこそこ楽しめました。
「刺さる人には深く突き刺さる」をコンセプトにしているがおそらく自分には刺さらなかっただけなのです。
個性的なヒロイン達の中でも主人公である禊ヶ原トワと文藝部部長の時河アユムが特に好き。あとは今作の語尾がカタカナ枠である魔女がいい立ち位置で好きでしたね。(画像赤髪キャラ)
BGMもとてもよく、日常や戦闘シーンなどに合っていてその中でも「いやいやながらの王様」が一番好きかな。
それではこの作品の内容とゲームの感想など書いていこうと思います!
おすすめ度
鏖殺ノ乙女.とは
metalogiqが2024年10月25日に発売した純情苛憐乙女殺劇
- シナリオ:丸谷秀人
- 原画:上田メタヲ(@metawo_ueda)
ストーリーは母と妹を殺されすべてを奪われた禊ヶ原トワが暁宮エリスへの復讐と、人類の敵である侵略者天人を滅ぼし救世主となる為の復讐劇。
彼女たちはマジカルハートと呼ばれる宝石から絶大な力を引き出し、宝石姫となり互いの目的の為に一歩も引かない戦いをしていきます。
案外学園で過ごす日常が多く、戦いばかりでなくそれぞれのキャラクターが面白おかしく活躍する場面も多いのも魅力の一つです。
プレイ時間
総プレイ時間は18時間。
選択肢が全部で3回出てくるけど基本1択しかありません。最後だけは時間差で2択目が出現するギミックになってるので要注意(この時の演出地味に好きです)
Hシーンについて
H度
全部で22シーン。
大部分は気を許したヒロイン同士の百合シーンばかりなのでそういった絡みが好きな人はいいかもしれません。ちなみに自分は百合は性癖では無いのでそそりませんでした。
凌辱シーンもあるけど全体の2割程度で、始まってもあっさりと終わるので過度な期待はしない方がいいかもしれない。圧倒的竿不足でした!
とりあえず好きなヒロインということもあり、トワのオナニーシーンが一番興奮出来るという報告だけしておきます。
ここからはシナリオの感想をネタバレありで書いていくので未プレイの人は進まないようにしてください!
シナリオ感想
大まかに4つのシナリオで話が進み、1~3週目はキャラクタ―毎視点を変えながら人類と天人との戦いについて明かされていき、最後にグランドルートにたどり着く構成。
トワによる復讐劇が常に頭にあったので真相を知ったらまぁびっくり。すべてが天人ユダに作られた物語で彼女たちが持つマジカルハートを強化していく為に、トワの登場から終幕の星の時間でエリスがユダに挑んでいくというサイクルを400年近く行っていた。
復讐劇がどのようにして展開され、なぜエリスの母はトワの母親を殺害したのか、マジカルハートを強奪した動機など当事者しか知らない内容が語られる事を期待していただけに、そういった設定であると知らされてそこは落胆してしまいました。
真相を知り地球を未曾有の混乱に貶めている天人を打ち倒し、トワが人類の救世主になってくれる王道パターンなんて用意されてないのは、ブランド的に無いとは思ってたのでいい意味で裏切られましたが…
正直言うと物語を始める度にトワの登場から始まり、終盤は大きな変化はあるがそこに至るまでが似たり寄ったりの内容なので途中で退屈してしまう。
Hシーンも百合ばかりで実用出来なかったのもあるかもしれない。
1週目は復讐に燃えるトワ視点、2周目は複数のキャラ視点で進むが大きく物語が進むことがなく、3週目である人物から真実が語られ最後はユダを倒したのに、4周目はまたトワがエリスに復讐する為の物語が始まり一進一退を続けるので終わりが見えてこないのが辛かった。
4周目の中盤から面白くなっていき、トワに倒されるだけだったレイカとイズナと共に学園から抜け出し再びユダを倒す為、トワとレイカが手を組むのは熱い展開でした。
レイカも今まではプライドの塊でトワやディーに嫌な思いをさせてくるポジションだったけど、序盤で退場させられるイズナが彼女の良き理解者として手綱を握るのでここでは残念な娘のイメージが強いがそれが親しみやすくていい奴に早変わり。
ユダが作った「鏖殺ノ乙女.」の世界から飛び出してから同じ行動ばかりさせられていた彼女たちがそれぞれの考えで動き出し、人類や世界の為でなく自分たちの未来の為に戦う姿はとても輝いて見えこの辺はとても良かったと感じます。
終わり方は案外あっさりしてましたが、乙女たちがお互いのパートナーと最後まで一緒に過ごしていくのが彼女たちにとって何よりの幸せなのかもしれない。
終わりに
メッセージ性などは感じなかったけど人類と天人の戦いの物語としては面白かったので満足しています。
キャラクター達もいい味出しててトワは見た目もお嬢様言葉なのがツボで断トツで好き。
アユムも眼鏡×文藝部(図書委員のイメージ)でストライクだし、最後にしか活躍しないイズナは見た目の割に優しいギャル感出てて良かった。
逆に金髪ロールで清楚系お嬢様なエリスがほとんどユダの設定の中でしか生きておらず、魅力的な部分が無いのが惜しかった。お付きのメイドのセレナはかき回し役としてうまく動いてたし、のほほんとした口調や性格も飽きさせない。
凌辱シーンが抑え気味でヒロインたちもどんなにひどい目にあってもすべてリセットされる為、前作のような絶望感や気持ち悪さを感じなかったのはマイナスかな。
FDが出るならレイカとイズナの絡みが面白かったので、ちいさきものたちのゆめの「名探偵は事件を捜査しない」みたいパロディに全振りしたストーリーが見てみたいですね~。
おすすめ度
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