【ネタバレ感想】我が姫君に栄冠を 【みなとそふと】

エロゲ感想
出典:我が姫君に栄冠を

みなとそふとから発売された「我が姫君に栄冠を」クリアしました~。

みなとそふとといえば真剣で私に恋しなさい!で一躍有名になったブランドでしたが、わがひめも企画、シナリオにタカヒロさんが加わってるので、作品としてのクオリティは光るものがありとても面白かったです!

まじこいのように男女大勢のキャラクターが活躍するし、人間以外にも多種多様な種族がいるのでまさに異世界ファンタジーって内容でした。

それでは我が姫君に栄冠をの感想を書いていこうと思いますので、よければ読み進めてください!

我が姫君に栄冠をとは

みなとそふとが2021年3月に発売した「嫁を探しに世界を巡るADVゲーム

  • 企画、シナリオ:タカヒロ
  • 原画:wagi(@wagyu

天眷使いの主人公シャオンの目的は嫁を探すこと。新たに契約した人造神ミンジャラの力を使うことでとてつもない力を手に入れます。

このミンジャラと合体した時のシャオンがものすごく強い。皇帝であるノアや天魔族の王であるクロネと互角に戦える程に高い戦闘力があり、道中に出てくる魔獣程度では相手になりません。

ただ、合体は3分で解けたり、再び使うには3日待たないといけないなど制約がある。

まぁ制限無しに使えたらチート級の強さだし、劇中でもここぞの切り札として使われているのでいいバランスでしたね。

ストーリーは帝国編、連邦編、天魔族編の3つで分かれ、攻略ヒロインはそれぞれ1人のみ。

メインヒロイン攻略後はサブヒロインも攻略出来るけどシナリオは短いのでとてもあっさりした内容でした。

プレイ時間について

総プレイ時間は28時間。帝国編と連邦編でそれぞれ10時間。天魔族編は8時間です。

全体的にテキストのボリュームはあるけど、地の文が少なくキャラクター同士でテンポよく会話してくれるし場面もどんどん切り替わっていくのでダラダラとは進まないですね。

Hシーンについて

メインヒロインのノア、エリン、クロネは3シーン、一部のサブヒロインにもHシーンがあり合計22シーンです。

シャオンと和姦シーンばかりだけどレイズのみ触手に犯されるシーンあり。

ネタバレするとレイズが開発した薬でシャオンが触手モンスターになっちゃって、そのままやられてしまう和姦シーン。

レイズが気にしてないから和姦です!(強気)

他にハードなプレイはなくエリンとフェイブリスの3Pシーンがあるぐらいですね。

ここからはシナリオの感想をネタバレありで書いていくので未プレイの人は進まないようにしてください!

シナリオ感想

最初は帝国編固定で次に連邦編、最後は天魔族編という構成になっています。

共通ルートはないので、シナリオの感想は勢力毎に書いていこうと思います。

帝国編

出典:我が姫君に栄冠を

1週目はグランスター帝国の歴史や生活及び帝国内に住む人たちと様々な交流を得て、世界の歴史や帝国の成り立ちなどを知っていく。

とにかくキャラクターが多くみんな天眷が使えたり、武術も使えるので戦う描写が多かったですね。

個人的に妓楼(今風で言うとソープ)で働くナミートや竜の血を引くロン族のロディアが見た目も性格も可愛くて早くも心奪われましたw

だんだんと皇帝であるノアの複雑な家庭環境(実母は亡くなり、義母のパンテーラと義弟に好かれていない)や戦闘においては帝国最強でありながらも、国民の事を想い帝国の周囲の街や首都の様子を自分の足と目で見てまわる姿は好感が持てました。

帝国編の肝は天魔族との戦いで、司令官を名乗る天魔族を打ち倒し次は彼らが住まう領土に攻め入ろうと思ったら、天魔族の王であるクロネから宣戦布告をされて逆に攻められてしまう。

今までは盗賊、魔獣、一部の天魔族と戦っても勝ってきた帝国軍だったけど、天魔族の王と側近たちがいきなり攻めてきてなすすべもなく撤退。

こういった負け戦で一度ピンチになる展開は嫌いじゃないですね。

最終的にお互いの代表同士が戦い勝った方の言うとおりにする方式にし、新たな奥義でノアはクロネに勝ち、シャオンはノアと結ばれて幸せな結末となります。

ノア自体は皇帝として人としてはすごいと思うけど、ヒロインとしてはあまり惹かれるとこはないのが残念です。いい娘なんだけどロディアが一番いいなと思った時点で恋に落ちることはなかった…

ノア攻略後はエスクド、ウルシュラ、フォルのルートが解放されるけどそれぞれ10分~15分(Hシーン込み)で終わる内容でした。

かなりあっさりしてたのでほんとおまけ程度です。

エスクドは人気投票でFDが発売されたのでいつかそちらでも楽しみたいですね~。

連邦編

出典:我が姫君に栄冠を

連邦編はエリンを次期連邦元首になるようにサポートしつつ、人間族で帝国に戦争を仕掛けようとするイグナシオと対立する構図になってます。

帝国と違い様々な種族が住む地区を見て回るのは新鮮だし、その地区で起こった問題に対して真摯に向き合い元首代理として解決していくエリンは美しく心惹かれていきます。

ただ、せっかく解決しても思想や裏取引などでイグナシオに絶対に票を入れるとそれぞれの州長は意見を曲げることは無かったので、エリンが不憫だなーなんて感じました。

選挙当日はギリギリの接戦でエリンが負けそうだったけど、ウルル族がエリンに1票入れてくれたおかげに何とか勝利することが出来ました!

イグナシオが人間族とウルル族の古くからの盟約にあぐらをかき、ウルル族をないがしろにしたことに加えエリンがどんなときもウルル族のピンチに駆け付ける姿に心打たれた結果でした。

これも人徳のなせるわざですかね。どんな状況でも、他人に手を差し伸べる人が上に立つべきだと感じさせる場面でした。

連邦編は色んな種族が出てきたり、連邦内を回るのでファンタジー感があり楽しかったです!

コルミージョもそれぞれが一騎当千の強さを持ってるのがかっこよかったし、何よりも声優さんが豪華。

ヨークシャは青山ゆかりさんで”ござる”口調が可愛らしく、レイズは風音様でギャルっぽいノリだけどリーダーとして活躍するシーンもありよかった。

メインヒロインのエリンも女性らしさやキリっとした態度などもよし。何より酒飲みってのが酒好きとしては好感が上がるね。

連邦編もサブヒロインのルートはあるけど帝国編と同じでサクッと終るので特になしで。

天魔族編

出典:我が姫君に栄冠を

いよいよ最後の物語。天魔族は一人一人がとんでもない力を秘めているのは帝国編で分かっているので、そんな強敵たちがいるランケイジに向かうシャオンの選択にオラわくわくしていきました!

自分としてはミンジャラと合体してシャオンとエビータだけでランケイジに行くと思いきや、船に乗って海を渡っていくことになり案外普通だなと思ったりw

面白い事に帝国、連邦、ウルシュラたち山賊メンバーという混成チームが結成されシャオンたちは少ないメンツで未開の地ランケイジに乗り込みます。

到着早々魔獣や天魔族の手厚い歓迎に加え、天魔王であるクロネも登場。

絶対絶命のピンチだけど合体したシャオンの力に惹かれ命までは取られませんでした。

ここからは天魔族とうまく付き合い、帝国と停戦し、連邦とも付き合い3国で貿易なんかも始め平和な1年を過ごす。

帝国や連邦の物語に比べ天魔族編はランケイジの話が膨らまないのがちょっと不満でしたね。

クロネの城内での会話がほとんどで、他は入るたびに地形が変わる洞窟に行くだけで島内を見て回るぐらいのイベントはあって欲しかった。

天魔族との交流や過去どんなことがあったのかなど面白話なんかもあればもっと良かったです。

何もかもうまくいくと思っていたら、天魔族のエンドゲーム(影の神)黄金伯(正体は帝国宰相ベクター)ウォルナ・ディランを復活させてしまった!

ここからは総力戦!亡霊軍であるウォルナの軍勢に3国が力と知恵を出し合って攻防の末無事に打ち勝つ!

剣を鍛えなおしたノアでは苦戦していたウォルナだったけど、パワーアップしたクロネが圧倒的な力でねじ伏せてしまう。

やはりタカヒロさんの作品のヒロインは強すぎる!展開としては王道な感じでラスボス戦はあっさりしてると感じちゃいましたね。

ミンジャラとの別れシーンは、シャオンよりも呪いが解け目が見えるようになったマニエラの方が心に来ましたね…

目が見えるようになって最初に探すがのミンジャラってのが泣かせてきます。

もう会えないの無邪気に探そうとするマニエラを見ているとすごく切なくなってきます…

基本的にギャグやバトルで熱くなるしシリアス薄目だけど、ここは唯一心が沈んでいく場面でしたね。

ミンジャラ、いままでありがとう。お前がいたからシャオンはここまで来れたんだぜ!

総評

出典:我が姫君に栄冠を

この作品の魅力はやはり個性豊かなキャラクターの多さと、他のエロゲではなかなか聞けない声優の出番が多い事。

詳しくは書かないけどダミアン(ほうでん亭センマイ)とヨアヒム(仲達)の声優さんが仲が良いから作中も二人は親友であり戦友のポジションだったり、山賊のリボル(四季路)もすごくいい声。

千葉繁さんは名前そのままでどっしり構えた姿勢がすごいです!公式のキャラ紹介で2度見しちゃいましたw

数えてないけどスタッフロールとか見て50人以上は声優を起用してるので半端ないです。声優好きならプレイするのをおすすめします!

世界観や設定も細かいのでやりごたえはバッチリ。分からなくなったら用語集で復習すれば問題なし。

キャラ同士の掛け合いは面白かったけど、物語としてはそこそこ。最後を締める天魔族編が思いのほか刺さらなく帝国編の方が最終バトルからのエンディングが好きでしたね。

ちなみに好きな女性キャラはロディア、ナミート、マニエラ、レイズ、ヨークシャかな。出番少ないけどクロネの母のレメディオスも見た目が結構好き。

出典:我が姫君に栄冠を

男性キャラはカンニバル、エンドゲーム、ゾアスと書いていて天魔族ばかりに。

カンニバルは戦闘狂だけど強者との戦いを求める姿勢がカッコイイし、エンドもチート級に強いのと影を操るってのが俺の厨二心をくすぐってくる。

ゾアスはネタキャラだけど千葉繁さんが声を当ててるし、触手キャラだけどお調子者な性格がすごく魅力的。

終わりに

我が姫君に栄冠をの感想を読んでくださりありがとうございます!

タカヒロさんは相変わらず力の入れ所が一味違うので、それに期待して作品を買う人が多そう。

声優陣が豪華すぎてかなり気合入っていますが、「エロゲやったことないけどアニメの声優は詳しいよ!」って人にもすんなりと受け入れられる気がしますね。

ロディアとイチャイチャしたいから早く制作をお願いします!

そして最終的にはアニメ化なんかもありそうな気がする。目が離せない作品ですね~。

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