こんにちわ、かずきちです。
今回はSMEEの美少女ゲーム「Harem Kingdom」をクリアした感想です。
この作品はタイトル通り、ハーレムゲーのジャンルに入り、あまりこの手のゲームをやってこなかった自分でも楽しくプレイ出来たのは大変良かったです。
キャラが可愛く声優の歩サラさんが出演してるという理由で購入したけど、自分的には当たりでした。
それではこの作品の内容とゲームの感想など書いていこうと思います!
Harem Kingdomとは
SMEEから2020年2月28日に発売された一夫多妻制・純愛ハーレムADV。
半年後にファンディスクも発売されてます。
- シナリオ:早瀬ゆう(@yuu_hayase)
- 原画:谷山さん
ヒロインは5人で、どのキャラも個性豊かで会話も飽きさせないし、主人公も時にボケ、時にツッコミに回るのが好印象。
ハーレム物は主人公がモテモテになるのが王道ですが、軽い理由でヒロインがベタ惚れだとプレイヤーが違和感を覚え途中で冷めてしまいます。
しかし、今作は初対面のヒロイン達に寄り添い、よき理解者であることをちゃんと証明出来たため、ヒロイン達もそんな主人公に惹かれる描写が丁寧に描かれており、違和感なくシナリオを読み進める事が出来ました。
プロローグは日本で生活していた主人公と幼馴染の光が、ある日突然謎の光により異世界に召喚され、パルエッタの国王としてハーレムを作らなけばいけないというとんでもない展開から始まります。
攻略ヒロインは異国の姫、貴族の娘、奴隷の娘、パルエッタの宰相、そして幼馴染の光の5人。
この5人とのハーレム生活は素直に羨ましい。主人公異世界ガチャ大成功。
プレイ時間について
総プレイ時間は15時間30分。個別のシナリオは約2時間ほどでそれぞれ読み終えました。
中盤の選択肢で火、水、風、土、俺の5つの属性から1つを選択すると特定のヒロインがメインのハーレムルートが始まる。
基本的にハーレムで話が進みますが、内容やエンデイングはそのヒロインが若干優遇されます。
Hシーンについて
全部で35シーン。ハーレム確定前にヒロインとの個別Hが3回。ハーレム確定後は3Pが3回でラストに6Pを1回してフィニッシュ。
個別Hは着衣(下着)シーンもあってよかったけど、ハーレムルートのHシーンは全裸だったので肌色成分は多めだけど、コスチュームプレイが無かったのはとても残念。
プレイ内容はライトなので、城下町でこっそりHしたり、アナルセックスとかが無い為アブノーマルなシーンを期待してる人は残念かも。
立ち絵では水着があるのにHシーンに水着Hがないのはほんとにもったいない!ソフィーヤの水着がエロ可愛いからかなり期待したんだけどなー。
この次はネタバレありの感想を書いていきますので、見るとやる気が薄れる方はこれ以上進まないようにしてください!
シナリオ感想
異世界に飛ばされて突然国王になる展開は急だったけど、お話は丁寧に描かれてたので違和感なく受け入れる事が出来た。
主人公の性格によってはギャーギャー騒いでテンポ悪くなったりするけど、今作はそれがなかったからよかった。
パルエッタは代々の国王が礎の石と呼ばれる神聖な石を使い、特別な石にエネルギーを蓄えその石を他国に販売することで成り立っている。
実は主人公はこの国の王家の血を引いており、訳あって幼い頃に日本に飛ばされたので、パルエッタに来たのはいわば里帰りしたようなもの。
シリアスな場面は少なく、基本的にヒロインとのイチャラブな展開が続くけど、笑える場面も多かったのでキャラゲーとしてはおすすめ。
サブキャラも濃いのが多く、インペリアルナイツのおっさんであるアルガスがいい味だしてたのでお気に入りですw
シャルローネ ルート感想
小悪魔系ヒロインで今作のロリ枠。声優は御苑生メイさん。
最初は金髪ヒロインのソフィーヤのどちらから先に攻略しようか迷ったが、断然シャルローネ派になってしまった魅惑のヒロイン!
主人公との結婚は形としては受け入れてたけど、心までは許してなったシャル。
けれど彼の性格やヒロインたちへの付き合い方で徐々に惹かれるようになり、最終的にはお兄様呼びまでするぐらいベタベタに惚れてしまう始末。この娘可愛すぎる…
ハーレム内容は主人公がみんなを引っ張るハーレム。
姫や元奴隷など様々な立場のヒロイン達には大なり小なり叶えたい夢がある。
みんなの希望を叶えるため、礎の石とハーレムの精であるメロディアを使い、ヒロインたちの寝室を街の酒場に自由に出入りできるようにし、そこで生活をしていくというとんでもパワーがあるこの作品ならではのお話。
シャル個人の話は両親に厳しく育てられたせいで、家族愛に憧れがあったり自分を理解してくれる人を求めていたというのが最後に明かされる。
気丈に振舞いながら、心の底では弱い自分を見せないとしていた彼女の姿は一緒に生きて、死ぬまで支えていきたくなると思える瞬間でしたね。
キキ ルート感想
主人公の命の恩人である元奴隷の女の娘。声優は歩サラさん。
奴隷から国王の妻になったので、今作で一番波乱万丈な人生を送ったヒロイン。
キキは奴隷時代、結晶術が使える貴重な人材だったので傷物にはならなかった。なんて優しい世界!
気弱でオドオドしてる性格から、守ってあげたくなるヒロインNo.1だったけど、奴隷生活で身に付いた根性論や底なしのスタミナで一番たくましかったりと中々ギャップがあった。
口元で指を交差させて照れてる立ち絵が最高に可愛いので是非見て欲しい。
彼女のハーレムルートはリードされる逆ハーレム。
ここでは礎の石とメロディアの力で主人公の寝室と、日本にある彼の部屋とを繋ぎ日本とパルエッタを行き来する。
立ち絵はないが、存在感がえげつない主人公の母親が出てくるのがかなり面白かった!
終盤ではキキの幸せについて深い考えが聞けます。
誰かの言うとおりに生き、考える事を放棄してたキキは主人公に自分で考え行動する大切さを学ぶ。
そんな彼女は幸せになるにはどうすればいいか疑問に思うけど、自分を幸せにするには誰かを幸せにすることだと悟り、やはりそれを教えてくれたのは主人公だという心温まるお話で、こちらも胸一杯に幸せを感じられてよかったと思います。
マルー ルート感想
パルエッタの宰相で主人公の実の姉。声優は木住葵さん。
国王が不在の為実質国のトップともいえる人物。その為国民から慕われており、休日に飲みに行く酒場では大人気。
仕事中は何でもそつなくこなし頼りになる人物だが、主人公と二人の時は甘々なお姉ちゃんになる一面も。
マルーのハーレムは、俺属性という主人公がやりたいことをする国王らしい内容。
派手な音が出るだけで、殺傷力は無いファイヤーボールをみんなで打ち付けあうのはこのルートならでは。
終盤ではマルーの口からなぜ主人公がパルエッタから日本に飛んでしまったのかが明かされ、謎に包まれた部分が解消されたのでよかった。
話の流れ的に明かされないまま終わりそうだったので、ちゃんと説明されて安心出来ましたね。
近親相姦についてお互い戸惑う所があるかと思いきや、この世界ではそこまでタブーでは無い為か、二人とも案外あっさりと身体を重ねるので背徳感は無かったかな…
光 ルート感想
主人公の幼馴染にして最高の理解者。声優は北大路ゆきさん。
主人公とは腐れ縁で軽口を叩いたり平気で下ネタを言いあうなど、友達みたいな距離感だけど内心ではメッチャ主人公の事が好き。
そんな光のハーレムルートはみんなが主人公を取り合う王道的内容。
4週目という事もあり、他のルートに比べ正妻の座を賭けてるためか、やや殺伐としてて気持ちヒヤヒヤさせられるルートでした。
光も主人公同様パルエッタ出身であることが後に判明。本来の名前はティナという亡国の姫君。
姫だったのは過去とはいえ、ラブリーちゅぱちゅぱ倶楽部を連呼するのは日本という平和な環境で娯楽に飽きない環境だったからか。それとも光の素質なのか?
容姿は可愛いけど、ややギャグよりな発言が多い事から完全に笑わせ担当って感じでしたね(笑)
ソフィーヤ ルート感想
清楚かつ天然なお姫様。声優は月野きいろさん。
金髪でお淑やかな雰囲気でお姫様と自分が好きになる要素が満載なソフィーヤ。
しかし、蓋を開けてみると他のヒロインに比べあまり個性がない!
姫様なのに周りからいじられたり、これと言って目立った活躍も無かったので、個人的に魅力を感じなかったので攻略も最後の方に。
ソフィーヤのハーレムルートはみんが主人公を癒してくれる優しいルート。
といってもすでに5人の可愛い嫁がいるからこれ以上の癒しは必要なく、行き過ぎた介護や寝室で休養中の主人公に良かれと思い、ヒロイン達が謎の治療法で困らせてくるなどいつも通りのドタバタ劇。
ソフィーヤの個別にて、二人は幼い頃に渡り鳥を通じて手紙のやり取りをしていたという、なんともロマンチックな過去が明かされる。
幼少期の思い出とか、巡り巡って再開する運命は一番エロゲヒロインらしいお話だなーと思わされますね。
終わりに
1人のヒロインだけでなく、5人の嫁と付き合っていくバランスは難しいけど、うまい具合に作り込んだ作品だと感じました。
ただ、各ルートでみんな活躍するんで「あの話どれだっけ?」ってなった時、読み返すのは大変かなぁ。
あとエロス系作品賞とってるが、やっぱ何かしらの着衣Hが欲しかったので自分はおかずとしてはいまいちに感じる。FDで改善してくれてればいいが。
下手にシリアス展開に発展しないし、街や城が襲われる事もなくただただ、主人公たちが好き勝手活躍してくのは飽きなかったので、気楽に出来たのはやっぱよかった。
ハーレムゲーの作品をやってみたいと思う方がいれば、ギャグ要素がハマれば気に入るはずなので個人的にはおすすめの美少女ゲームです!
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